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「被害者を置き去りにした、米・韓・日の軍事同盟のための『日韓合意』を許さないぞ!」

2017-06-30 | あらゆる差別は赦さない

日韓合意を破棄せよ/

日本軍性奴隷問題解決を求める街頭宣伝、京都で

日本軍性奴隷問題の解決を要請する「東アジアの平和を目指す青年学生アクション2017」が6月24日、京都駅周辺で行われた。集会には朝青、留学同をはじめとした同胞や日本人士ら35人が参加した。

京都駅で行われた街頭宣伝

朝鮮半島の分断や植民地支配責任など、東アジアを取り巻く様々な問題に対して同世代の青年学生たちが共に声をあげるため、今年初めて行われた。

集会は1部の講演会、2部の街頭宣伝の2部構成で行われた。

1部講演会は京都駅付近の会議室で行われ、総聯南山城支部の金秀煥委員長が「日本軍『慰安婦』問題の正しい解決を阻害する問題について」というテーマで講演を行った。

金秀煥委員長は、「1965年の日韓請求権協定で解決されず、人権侵害に関する賠償問題の枠組みの中で主張されてきた『慰安婦』制度被害者への賠償請求権が、日韓合意によって無効とされてしまった」と訴える一方で、今日まで粘り強く重ねてきた民衆の運動があってこそ、日本軍性奴隷問題をとりまく世論に変化が起こったと述べた。

講演会は、「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」共同代表の奥田和浩さんによる、毎月第一水曜日に大阪駅前で行われる水曜行動についてのアピールで締めくくられた。

2部の街頭宣伝は、観光客で賑わう日曜日の京都駅前で行われた。

参加者たちは朝鮮語、日本語、英語で書かれたプラカードを掲げ、「『慰安婦』制度の被害者の声を無視した日韓合意を破棄せよ!」「日本政府は『慰安婦』制度被害者に賠償せよ!」「被害者を置き去りにした、米・韓・日の軍事同盟のための『日韓合意』を許さないぞ!」とシュプレヒコールを響かせた。

大阪芸術大学4回生の髙稀暎さんは「実際に参加し、自分たちがやらなければ誰がやるのかと改めて考えた。学んで吸収したことを実践に移すことが本当に重要だと思う」と今後の取り組みへの意欲をみせた。

また、参加した立命館大学の男子学生は、「『「慰安婦』問題の歴史が日米韓政府のパワーポリティクスの論理によって勝手に終わらせられていく中で、それに抗い、今一度他者と自分、過去と現在を繋げて考えていく必要があると思った。例えば女性への性暴力など、今日本社会で問題とされていることを見ても、現在の自分たちの問題として向き合わないといけない。『慰安婦』とされた女性たちをはじめ、今に続く歴史の中で生み出されてきた被害に向き合わないままこうした現在の問題を解決することもできないと思う」と話した。

日韓合意後の日米南軍事同盟の強化や、国会での共謀罪法案の強行採決など、東アジアの情勢が重要な局面を迎えている中で、留学同大阪、兵庫、京都では、今後も日本学校の生徒をはじめとした広範な市民との連携を深める、多種多様な活動を展開していく決意だ。

【留学同京都】



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