「ハリケーン・ヒラノ」平野美宇選手がシングルスで中国破り世界トップ
アジア女子卓球界で最も注目される選手となった17歳の平野美宇選手(写真中央、写真は新華社より)。
日本女子卓球の平野美宇選手は、無錫で開かれた卓球アジア選手権大会開催中に、記念すべき17回目の誕生日を迎えた。誕生日だった14日、平野選手はグランドスラムを達成した丁寧選手を破り、翌15日には朱雨玲と陳夢の両選手を立て続けに破り、アジア選手権女子シングルス女王の座を堂々と勝ち取った。極めて高い攻撃力を備えた平野選手は、「ハリケーン・ヒラノ」との異名を取り、高く称賛された。南寧晩報が伝えた。
平野選手は、今回の栄冠を勝ち取った後、自分と中国の「超一流選手」たちとの差が縮まったことを実感、「リオ五輪のチャンピオンを打ち負かしたことで、努力は無駄ではなかったと感じた。今後の目標は、東京オリンピックで2個の金メダルを獲得することだ」とメディアに対して豪快に言い放った。
平野美宇選手(写真手前)とコーチ
彼女は15日、「問題は、実際にチャンピオンになれるかなれないかではない。チャンピオンになるという目標を定めることが最も大切であり、これは隠しておけるものではない」と補足した。
中国女子チームの孔令輝監督は、決勝戦終了後、「平野選手は現在、中国チームにとって最も手ごわいライバルだ」と認めた上で、次の通りコメントした。
「試合全体が平野選手のペースで進められた。平野選手は技術面で中国人選手を上回っており、球速も速い。我々は、平野選手の攻撃パターンを緻密に研究しなければならない。彼女が中国人選手に勝てたのは、決してまぐれなどではなく、我々は謙虚にその結果を受け止めなければならない。今回の試合結果は中国チームへの警鐘であり、強烈なメッセージでもある。今や日本人選手の存在は、我々にとって大きな威嚇となっている。特に、平野選手は、福原愛選手や石川佳純選手に代わり、我々にとって最大のライバルとなった」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年4月17日