人間の指示なしで攻撃…殺人ロボット規制議論へ
読売新聞 11月16日(土)19時20分配信
【ジュネーブ=石黒穣】将来出現が予想される「殺人ロボット」と呼ばれる高度に自動化された兵器を巡り、14~15日ジュネーブで開かれた特定通常兵器 使用禁止制限条約(日米など117か国加盟)締約国会議で、規制のための国際ルール作りに向けた議論を始めることが全会一致で決まった。
対象となるのは、人間の指示なしに敵を捜して攻撃できる完全自律型兵器。人間が遠隔操作する現行の無人攻撃機を含まないと明記したため、無人機を配備する米国なども賛成した。
2014年5月に専門家会合を開き、殺傷の判断を自ら行う兵器が戦場と社会に及ぼす影響について軍事や法律、人道、倫理の面から議論、締約国会議で正式議題とするかを検討する。
最終更新:11月16日(土)21時30分