日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

 世界の出来事から日本・韓国・朝鮮の未来を見る。
 皆さんの声を生かして活動を進めます。

戦争は必ずストップできる。・・益川

2009-05-04 | 投稿・投書・私の意見

“憲法9条守ろう”と各地で集会

瀬戸内・益川さん訴え 京都


写真

(写真)超満員の会場で憲法9条の大切さを訴える瀬戸内寂聴さん=2日、京都市・円山音楽堂

 作家の瀬戸内寂聴さんや哲学者の鶴見俊輔さん、有馬底さん(臨済宗相国寺派管長)らが代表世話人をつとめ、昨年六月に結成した「憲法9条京都の 会」が二日、京都市東山区の円山音楽堂で「憲法集会」を開き、四千六百人以上が参加しました。始まってからも入場の列がつづき、入りきれない人であふれま した。京都市役所前まで「憲法ウォーク」で行進しました。

 瀬戸内さんが記念講演し、新たに「憲法9条京都の会」の代表世話人に加わったノーベル物理学賞受賞の科学者、益川敏英さんがスピーチしました。

 瀬戸内さんは、物心がついたときから「非常時」と聞かされ、「正しい戦争」と信じ込まされる、日本人が中国人を虐げた北京での戦争体験などに触 れ、「戦争はどんなに美辞麗句をつけても、すべて人殺しです。釈迦(しゃか)の教えは殺すなかれ、殺させるなかれ。生きている限り、私は戦争反対を貫く」 と述べました。

 益川氏は、黒人差別が強かったアメリカで、黒人の大統領が誕生したことに触れ、「これが五十年、百年の歴史の流れです。社会は進歩している」と語 り、戦争がなくなる展望を強調。憲法の問題では、「憲法を変えようというのは、交戦権が欲しいから。九条改正が政治課題にのぼれば、必ず強い反対の声が起 こると信じている」と訴えました。益川さんが「(戦争反対に)理屈をつけたいが、ただ僕は戦争がきらいなだけです」と締めくくると、大きな拍手がわきおこ りました。

 主催者代表で、隅井孝雄氏(京都ジャーナリスト九条の会)があいさつし、「憲法9条京都の会」の小笠原伸児事務局長が訴えました。

 男性(31)=大阪府高槻市=は、「多くの人で、九条を守る運動の高まりを感じた。戦争する抜け道をつくらせないために、『戦争はきらい』と言い続けたい」と話しました。