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Norton Internet Security 2006と格闘した午後の憂鬱

2007-11-18 21:31:52 | デジタル・インターネット

20071118

とある方から、ノートンアンチウイルスの更新サービスが期限切れになったのでなんとかして欲しい、と頼まれ、いってきました。

ようするに、シマンテックのウェブサイトにて、クレジットカード決済で、更新サービスを延長するためのキーを購入して、そのキーを入力するだけ・・・だったんですけどね。

それだけのことなのに、パソコン初心者には、かなり敷居が高くて、できないらしいです。お金もかかわることですから、慎重になったほうがいいことは確かですけどね。最近は、詐欺も多いみたいですし。

しかも、前回、その延長をしようとしたとき、なにやら失敗をしたらしくて(・・・そのときも、後始末をしてくれと、呼ばれましたが・・・)、今回は、より慎重になっているっぽいです。

何はともあれ、延長キーを購入。画面にここをクリックしろ、というような感じで、親切に表示されているので、そのとおり、クリックします。

パソコン初心者には、こんなこともわかんないのかね~?とか思いつつ

表示された画面を見ると・・・はぁ?

「以下の製品がおすすめです」みたいな宣伝文句とともに、ずら~っと表示されたのは、「ノートンインターネットセキュリティ2008」と「ノートンPCエキスパート」のパックで、期間限定の特別価格18,375円。

そのほかに一覧表示されているのは、「インターネットセキュリティ2008」 8190円とか、「ノートンアンチウイルス2008」 6195円。

一番下のほうに、目立たないかんじで、「延長キー」の「カートにいれる」がありました。

う~ん、これって、すごい戦略ですね(笑)。かつての(てゆーか、今は使わないので知らない)RealPlayerを思い出すような・・・

実は、先の「前回失敗した」ってのが、まさにこの罠で、延長キーを購入するつもりが、新製品を買ってしまった、というものでした。

・・・で・も・で・す・ね、延長キーの値段って、新バージョンを買うのと、あんまり値段が違わなかったりするんですよね。ま、いっかぁ!

へぇ~・・・知らなかったんですが、アンチウイルス2008って、同一世帯のパソコン3台までインストールできるんですね。同一世帯ってどうやって確認されているのか、よくわかりませんけど。

さてさて、延長キーを購入、キーを入力、期限が366日まで増加してOK。LiveUpdateを実行しました。

ちょっと時間がかかってるので、ついでにサービスのつもりで、Windowsの方もアップデートしておきますか、と面倒見てあげる。Microsoft Updateになってなかったので、Microsoft Updateにしたり、いくつかOfficeのアップデートがあったので、実行したり・・・

Windowsのアップデートについては、時間がそこそこかかったものの、トラブルも無く終了。

ノートンのLiveUpdateも終了。

なんだかんだあったので、1回、Windowsの再起動が強要される、と。

(しばらく待つ)

ちゃんと動いていることを確認して帰りますか・・・えっ?!タスクバーに表示されているノートンのアイコンに赤い×マーク。なんだか問題があるらしいです。

調べてみると、Norton Antivirusの「状態」で、Auto Protectがオフになってます。

じゃぁ、ってことでオンにしようとすると・・・しばらくたって、エラーメッセージが表示される。何度やってもダメ。

サポートサイトに掲載されている解決方法をいろいろ見てみたりしたんですが、1時間ほど格闘して、どの方法をためしても、すべてダメ。

最後の手段として、今の自分にできることは、Norton Internet Securityを再インストールするしかない、と判断。

シマンテックのサポートに泣きつけば、問題解決できるかもしれませんが、私にはそこまで付き合う時間もないので、そのパソコンのオーナーさんにサポート依頼をしてもらうしかないのですが、ど素人に近い人ですから、きっと、再インストールしてください、とか言われて、突き放されそうな予感。

これ、たぶんですね、古いバージョンのNorton AntiVirusのファイルが残っていたために、問題が起きてたんだと思います。

そのパソコンは、元々、買ったときからNorton AntiVirusがインストールされていました。それで、何度か延長キーを購入してたものの、前回(ひょっとすると2年前かな?)、延長キーではなく、Norton Internet Security 2006をダウンロード購入したものです。

余談ですけど、そのときは、私がやったんじゃないです。そのパソコンのオーナーさんのほうでされたことなので。まあ、古いバージョンのソフトを使い続けるのことに、あまりメリットもないですから、新バージョンを購入するというのも、そんなに悪い選択でもないでしょう。

しかし、買ったのが、Norton AntiVirusじゃなくて、Norton Internet Securityだったのは、シマンテックのウェブ・ショッピング・サイトがうまくデザインされていたおかげでしょうね。販売戦略に効果があることが実証されたようです(笑)

タスクバーに表示されているノートンのアイコンに赤い×マーク、そして、問題があるよ、というポップアップメッセージがときどき表示される・・・実はこれは、オーナーさんに話を聞いてみると、

「ずいぶん前から表示されてたけど、なんかやってると消えちゃうので、そのままにしてたんだよ」

とのこと。

あ、あのねぇ、ポップアップメッセージですから、しばらくすると消えちゃうんです。それに、消えたといって、問題が解決されたわけじゃないんですよ。

・・・と説明しても、オーナーさんは理解していない様子。なんだかなぁ。目障りなものが目の前から消えればいい、と思っているだけみたいです。

「今のこの状況では、ウイルスに対する防御がされていないんですよ。」

と説明しても、オーナーさんは理解していない様子。なんだかなぁ。

「知らないメールを開かなければいいんだよね。」

とか言ってます。

あ、あのねぇ・・・ そもそも、貴方がノートンに対して払ったお金は、何のためのお金だと思ってるんですか、とクドクド説教したくなる気分。

いろいろあってガックリきた気分の中、Norton Internet Security 2006をアンインストールしました。

「C:\Program Files\Norton AntiVirus」というフォルダがあって、タイムスタンプが2002年~2003年くらいのファイル(種類はさまざま)がたくさんあるので、これが古いバージョンのファイルだろう?と思い、そのフォルダを別の場所へ移動。

そして、Norton Internet Security 2006を再インストール。

とりあえず、インストールは完了。

インストール先フォルダは、C:\Program Files\Norton Internet Securityになってました。うーん、先ほどの、古いファイルをどかした判断は、正解?!

ウイルス定義の更新サービスが切れた状態になってるかも?と心配してたのですが、残り366日のままになっていました。

そしてLiveUpdateを実行。時間がかかります。時間がかかります。時間がかかります。

おいっ、いつ終わるんだぁー!!!

「Symantec Trusted Application Listの更新版のインストール中」のまま、先に進みません。ファイルのダウンロードは終わっている模様。ハードディスクへのアクセスはほとんど無し。「ALEUpdat.exe」というプロセスがCPUを99%程度消費中。メモリ使用量もじわじわと増加中。

なんだ、このALEUpdat.exeって?

わけわかんないので、一度、Windowsを再起動。LiveUpdateをやりなおす。

・・・再び、同じ状況になる。LiveUpdateを実行すると、「Symantec Trusted Application Listの更新版のインストール中」のまま、先に進みません。「ALEUpdat.exe」というプロセスが、CPUを占有中。

ウェブで検索すると、なんだか同じようなトラブル情報がちらほらと。個人的な結論としては、

よくわかんない

ということに帰着しました。

時間が経てば処理が進むかもしれない、と思い、このままにしておいてね、と頼んで帰ってきました。

オーナーさんによれば、そのあとでエラーが出たとのこと。もういいやってことで、何度か、LiveUpdateを実行してね、と頼んでおきました。直るかな?

ウイルス対策ソフトのことを、ウイルスソフトと呼ぶ、間違った言葉の使い方があります。まあ、笑い話ですけど。

しかし、ウイルス対策ソフトの方は、他への感染はしないものの(マーケティングにより感染してる?)、パソコン利用者に、しばしば迷惑をかけることがある、という意味では、ウイルスも、ウイルス対策ソフトも、実は紙一重では?と思ったり。

まあ、今日は、いろいろありましたとさ。
じゃあ、どうすればいいんだ?って質問に、1つ、回答をもってはいます。

別のウイルス対策ソフトに変える

それが万能な解決方法でないこともわかってますけど。

究極の解決方法は、

あなたには、今のパソコンを使うのは無理だ。

と言うこと。そんなこと言えないよね。

自動車を所有している人は、自分で運転はするけど、その自動車を自分でメンテナンスできるとは限らないですよね。パソコンも、それと同じこと、言えるでしょうか?

そうだとすれば、パソコンも、6ヶ月点検とかあって、強制的に監視がおこなわれるとかすれば
・・・うわぁ~、いやだな、そんなBig Brotherな世界は (「1984年」。読んだことないですけど)

最近読んだ、コレ。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1114/hot516.htm
元麻布春男の週刊PCホットライン
無くしてほしくないPCの自由な世界

この意見、個人的に大賛成で、大切にしたいです。

最近、ネットワーク利用に関して、じわじわと規制がきつくなってきていて、正直、うんざりしています。

熟練度の低い人のレベルにあわせて、インフラに厳格な規制がかかっていくんですけど、それは、ある意味、かなり不幸なことです。

  • 本当はもっと高速に処理できるパソコンなのに、なんかのせいで、ノロノロする。
  • 本当はもっと高速に使えるネットワークなのに、なんかのせいで、遅くなったり、通信できなくなったりする。

なんとかうまい妥協点へもっていけないものでしょうか。