羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

朝の新宿

2007年06月26日 19時09分20秒 | Weblog
 火曜日の朝は、会社に出勤する人の波に乗って、朝日カルチャーセンターが入っている住友三角ビルに向かう。
 新宿駅から5・6分、地下道を歩く。かなりのスピードである。そして人の波の方向は、駅の改札から西に向かう。逆に駅に向かって東を目指す人は、まずいないのが朝だ。9時30分になろうとする時刻である。

 地下道を抜けると、住友ビルの一つ手前にある三井ビルだろうか。記憶が怪しい。階段したで、若い男女がフリーペーパーやコミック雑誌を毎週配っている。
 いつもは手と表情で「NO」の合図を送っている。
 しかし今朝は違った。積極的に手を伸ばして「ください」と言葉まで発した。

 もらったものは『めざマガ』と『コミック・ガンボ』の二冊だった。
 コミックは携帯のあおりを受けて、以前のように読まれなくなったために無料で配るようになったという記事を読んだことがあったので、どんなものか手にとって見たかった。
 『めざましマガジン』は、表紙に「二の腕プルプルをなんとかしたい!!」につられた。無料配布だから、どんなものかと半信半疑でページをめくった。結構いろいろな記事が載っていたのには驚いた。
 お目当ての「二の腕プルプル」記事は、女性が7種類の体操をしている写真に説明書きが添えられていて、すぐにも試すことが出来るような構成だった。
「キックバック」「フレンチプレス」「リンパマッサージ」「ボクシングパンチ」「曲げ伸ばし」「プッシュアップ」「お風呂で水かき」というわけだ。
 いまや無料公開の時代だ。情報は惜しげもなく公開する時代だ。皆が情報を共有することで、何かが始まる時代なのだ。
 昔だったら、こうして配る「フリーペーパー」だってなかった。ましてこんな風に体操の仕方を懇切丁寧に説明するものは、なかったと思う。

 これをもらって試した人が、ブログに感想や結果や効果を書くのだろう。するとそれを読んだ人がまた意見を寄せる。ドンドン広がって万人共有情報となっていくのだ。

 これを見ながら思ったこと。
 水の入った500mlのペットボトルこそ持たないが、野口体操にもしっかりありますよ!
 たとえば「プッシュアップ」という運動は、両腕の幅を狭くした腕立て伏せなのだが、ここにポイントとしてこんな注意書きが添えられている。
「両腕の幅を広くすると胸の筋肉を使う運動になってしまうので、二の腕に負荷がかかるよう、両腕の幅は必ず肩幅に。」
 とある。なるほど、なるほどなのである。

 笑っちゃうのは、ページの下に太鼓教室の宣伝が載っていることだ。
「話題の二の腕を引き締めるのに効果的なレッスンを発見」という見出しがある。
 何でも和太鼓のレッスンで、脳と心をほぐすのだそうだ。
 さらに和太鼓にエアロビを融合した「TAIKOピクス」なるものを展開しているとか。
 朝日カルチャーセンターも真っ青な教室宣伝が、結構イケテルって感じ! なのだ。

 ほとんど宣伝で成り立っているけれど、ちょっとその気でみてみると面白いものに出会えるわね。
 竹内結子のスペシャルインタビューもあったし。
 いい社会勉強になりました。
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2 コメント

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Unknown (R.K.)
2007-06-26 23:53:30
前回お返事ありがとうございました♪

実は私、日曜日に抽選で当たったビリーズブートキャンプのイベントに参加してきたんです(笑)
ビリー隊長の話を聞いてると、授業で「姿勢」の話が2回あっても、あるいは良いかも…なんて思って聞いてました。
どのエクササイズ、どのエンターテイメントにも野口体操に通じるところがあるんだなぁ
逆に、大事なことってやっぱり万物(?)共通なのね
と、実(体)感の毎日であります。

それにしても、羽鳥先生やビリー隊長は、そこいらの学生より元気ですよね…(^^;
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R.K.さん (羽鳥)
2007-06-27 15:52:17
好奇心というのは若さの特権にしておかないで、いくつになっても失いたくないですね。
でも、体験をぜひ文章化してくださいね。
すると「違い」と「共通項」が、浮き上がってきますから。

私、そんなに元気? 嬉しいわ、そういっていただけて。
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