羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

「韋駄天」

2019年04月16日 09時10分20秒 | Weblog

NHK大河ドラマ「韋駄天」の視聴率が上がらない、と聞く。

確かに、最近こそわかりやすくなってきたものの、話の流れ方と登場人物が複雑に絡まりすぎて、❓印をつけながら見続けていた。

韋駄天も天狗も敗退したオリンピックから帰国してからを描く4月14日の作品は、実は、参考になったことは書いておきたい。

体格も運動能力も西洋人に比べて劣ることに落胆し、それでも立ち向かおうとする日本人たちの涙ぐましい努力が描かれていく。

それがそのまま野口先生の師範学校時代、卒業後の小学校訓導として生きた時代の体育・体操.スポーツの内情につながっていく。

東京高等師範の永井舎監のドッジボール・可児の肋木。

そして女性の体操指導者の二階堂トクヨの登場で、一気に時代が野口先生に近づいた。

14日の回は、嘉納治五郎が、政治的な敗北を期すところで幕を閉じた。

これから戦時体制の中で、体育・体操が、軍隊に乗っ取られる時代をどのように描き出すのか、実に興味深い。

韋駄天を見ながら、野口先生が勤めた高崎佐野小学校の『百年のあゆみ」記念本に、撮影時期は戦時中だと思われるが、肋木にぶら下がる女子児童の壮観な姿の写真を重ねていた。

つくづくあの時代の小学生でなくてよかった。

つくづくあの時代の小学校の教師でなくてよかった。

たとえ野口先生の教え子であったとしても・・・・。

野口先生の同僚であったらなおさらなこと・・・・。

 

韋駄天がこれまで描いていてきた、そしてこれから描いていく時代の体育・体操の訓練のあり方、先生たちの指導の姿勢は、戦後の学校体育に繋がっていることが明確に伝わった。 

私は、ドッジボールで体育が嫌いになり、肋木も鉄棒も一度も触ったことなくスルーした生徒だった。

それなのに、なぜ故に、26歳にもなったとき、野口体操にはハマったのだろう。

出会ってから43年の時が過ぎようとしている今、私の「なぜ」がそのまま、「三千三伝」を書くエネルギーになっている。

「韋駄天」は、私に気づきをもたらしていくれる、グットタイミングな大河ドラマである。

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