羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

気になる数字

2016年01月02日 09時14分29秒 | Weblog
 昨年から、気になって仕方がない数字がある。
《No.23 87K 155 M》
 実は、87Kの前に「上越線下り」という文字が入っている。
 この数字は、上越線・吾妻線の群馬総社駅下車して、野口先生の実家がある吉岡町に行くために渡らなければならない「植野踏切」看板の下の方に書かれていたものである。つまり改札口が一方にしかなく、この踏切まで5分くらい歩くことになる。
 因みに、上越線は、上州と越後を結ぶ路線で、群馬県高崎駅から利根川沿いに新潟県長岡・宮内駅まで伸びているが、吉岡町には駅はなく、群馬総社でおりて徒歩15分ほど。

 踏切について調べているのだが、どこを見てもこの数字の意味がわからない。
 いっそ、JRの駅で尋ねてみようか。
 昨日、散歩がてらに立ち寄ってみた。
「87kねー、高崎駅からの数字じゃないですね。上野でもなさそうだし、東京駅からだったら100kはくだらない。なんだろうなー」
 しばらく時刻表を見ながら考えてくれた。
 奥にいる駅員さんを呼んでくれた。
「高崎? 上野?いやいや、これは大宮駅だ! 大宮を起点にしてるんですよ」
 (上越線を大宮駅に起点するには複雑な理由があった。鉄道の歴史の面白いところだ。)
「No.23は、大宮駅から出発して23番目の踏切ってことだと思いますよ」
「ありがとうございます。じゃ、155Mは なんでしょう。標高ですか?」
「エッ、標高? 違うんじゃない。ちょっとわかりませんね」

 その場は、丁寧にお礼を言って退散した。
 群馬県の吉岡町の標高は、およそ190メートルで、実際にこの踏切を超えて幹線道路の抜け道になっているような二車線道に出るまでに、長い坂道を上った足の記憶が甦った。(我が町は海抜約50メートルだから、かなり高いことがわかる)
「でも、約35~40メートルの差があっただろうか」
 確かに吉岡町は総社町に比べて高い位置だった。
 総社町よりも少し北にのぼった「桜が丘の百庚申塚」の近くから利根川の河川敷らしき薮は、ものすごい傾斜だった。

 この地域は、榛名山麓を流れる幾筋もの河川によって洪積台地の地形が浸食されて出来たところだ、というから155 M
という数字もまんざらではないかもしれない。
 もともと吉岡町の吉岡は、川の名前からきている。線路沿いにも午王頭川という名前の一級河川も流れている。

 23、87、の数字の謎は解けた。
 残った155 M ははたして何を表しているのだろう?
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