羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

南米クレオール文化のオリンピック!

2009年10月03日 11時58分15秒 | Weblog
 先週のことだが、体育の教員室の机の上に‘東京にオリンピックを’というピンバッチが山積みされていた。
「きっとリオでしょ」
 口走ってしまったら、数名の先生方が
「わかりませんよ。下馬評は当たらないこともあるから」

 しかし、こんなぎりぎりになってからバッチを学生に配ってください、と差し出されても時期遅しって感じだった。
 一個だけもらって帰ってきた。
「あら、可愛いわね。きれいね」
 母がしげしげと眺めていた。
 そのバッチはそのまま卓袱台の上に乗っていて、昨日の最後のプレゼンテーション中継の時にも、目の前に置かれていた。

「なかなかいい感じね」
 84歳の年寄りの目や耳に、日本のプレゼンテーションは、すごくよかったんじゃないか、と受けとめられた。
 
 結果は残念だったが、致し方なし! と思っている日本人は多いだろう。
 都民は盛り上がらなかったものね。
 政権交代がもっと早く行われていて準備が出来ていれば、と言ってみても‘南米初’のオリンピックは、魅力があると思う。
「ブログに予想を書いとけばよかったじゃない。後から当たったといったって、ダメよ」

 まずは、都市改造?
 東京オリンピックのため突貫工事で無理やり作り上げた日本橋の上を走る高速道路を地下にもぐらせて、魅力ある都市に東京を改造することからはじめてもらいたい。成熟した都市オリンピックを掲げるには、少々準備不足と思いません。
 リオに対抗するには祭りを盛り上げる野性的なエネルギーに欠けていたんじゃない、東京は……。 
 
 開催希望には時代時代の強い思惑があるとしても、むしろ南米のピジン・クレオール文化が、たとえば0コンマ00秒を神経質に競うことより、今までにないスポーツの祭典としてどのような‘祭り’を演出してくれるのか、そちらに期待を寄せたい。
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