昨日のブログは、なんとも中途半端な書き方のまま終始したと、思っている。
言いたかったことは、肩・肩関節の柔らかさを求めるときに、胸の中身と呼吸が一体のこととしてとっても大切だということだったのだが。
今日は、腰・骨盤・股関節について。
こんな風に部分に分けるのは、野口先生がいきていらっしゃったら、大目玉ものだ。
先生には、ちょっと目を瞑っていていただきたい。
さて、からだは「まるごと全体」だから、当然、肩の柔らかさに腰の周辺もかかわってくる。
この胸部と腹部を隔てる存在として「横隔膜」がある。そのことを中心に書いてみようとおもっている。もちろん、横隔膜呼吸を抜きには語れない。
腰の中をほぐすに当たって、今度は、「横隔膜呼吸」によって、より深くゆるめることが可能だということをまず、お伝えしておきたい。
野口体操をはじめて、野口先生と電話で話をさせていただくようになって、最初の話題は「呼吸」だった。
これまでのブログにも呼吸に関して何回か書いてきた覚えがある。
「やすらぎの動き」と「真の動き」、この二つを取り上げてみると、私が、ここまで楽になったのは、「呼吸」だった。
最初は、「やすらぎの動き」で、広く脚が開くようにとか、上体が床にどのくらい近づいてくれるかとか、「真の動き」で、足先が頭を越え・膝頭が床にどのくらい近づいてくれるとか、そういった形の上での基準を最初は追っていたように思う。
「いやいや、それよりも呼吸をあじわってみたら」
やり方や、価値観や、姿勢が変わったのは、野口先生のその一言だった。
どういうことかというと、どんな姿勢をとっても「揺れる」ようでありたい。
揺れる条件は、楽に呼吸ができること。
はじめは意識的に呼吸することになるとしても、その動きが楽になると、「呼吸」それ自体のことも忘れても、深く・浅く・ゆっくり・はやく・断続的に・さまざまな呼吸が自由度を増すのだった。
つまり、手がかりは呼吸なのだ。
で、「やすらぎの動き」や「真の動き」を行うということは、横隔膜呼吸をタップリ味わう時間をとることを意味していた。
股関節・骨盤のなかがゆるめられると、横隔膜で支える感覚が目覚めてくれる。
すると横隔膜をしっかり下げた状態(肺に空気が十分に入っている状態)をキープして、保息(吐くことも吸うこともしない)の状態を維持する。
その状態のなかで、胸中を揺すり緩め、波の動きをすることで、肩から頸・胸部内の力を抜く感覚をつかむ練習を行っていった。
それはそのまま逆立ちに入っていく前過程の在り方とオーバーラップしてくる。
息を詰めるのではない、息を殺すのでもない、タップリ空気を吸って保息の状態で、逆立ちを行う。(注:これは、一つの練習方法だから、他にもあります)
この方法は、からだの重さがドット一気に移動してしまったり、前後の鉛直方向を見失って、重さが散らばってしまうことを避ける意味でも、感覚練習として欠かせない。
とにかく腰の中身をほぐす。
野口体操の逆立ちは「ほぐれの極としての逆立ち」。
もう一つの鍵は、「呼吸」。それは、逆立ちの最初の扉をひらく鍵だといえる。
今日は、ひとまず、これにて。
言いたかったことは、肩・肩関節の柔らかさを求めるときに、胸の中身と呼吸が一体のこととしてとっても大切だということだったのだが。
今日は、腰・骨盤・股関節について。
こんな風に部分に分けるのは、野口先生がいきていらっしゃったら、大目玉ものだ。
先生には、ちょっと目を瞑っていていただきたい。
さて、からだは「まるごと全体」だから、当然、肩の柔らかさに腰の周辺もかかわってくる。
この胸部と腹部を隔てる存在として「横隔膜」がある。そのことを中心に書いてみようとおもっている。もちろん、横隔膜呼吸を抜きには語れない。
腰の中をほぐすに当たって、今度は、「横隔膜呼吸」によって、より深くゆるめることが可能だということをまず、お伝えしておきたい。
野口体操をはじめて、野口先生と電話で話をさせていただくようになって、最初の話題は「呼吸」だった。
これまでのブログにも呼吸に関して何回か書いてきた覚えがある。
「やすらぎの動き」と「真の動き」、この二つを取り上げてみると、私が、ここまで楽になったのは、「呼吸」だった。
最初は、「やすらぎの動き」で、広く脚が開くようにとか、上体が床にどのくらい近づいてくれるかとか、「真の動き」で、足先が頭を越え・膝頭が床にどのくらい近づいてくれるとか、そういった形の上での基準を最初は追っていたように思う。
「いやいや、それよりも呼吸をあじわってみたら」
やり方や、価値観や、姿勢が変わったのは、野口先生のその一言だった。
どういうことかというと、どんな姿勢をとっても「揺れる」ようでありたい。
揺れる条件は、楽に呼吸ができること。
はじめは意識的に呼吸することになるとしても、その動きが楽になると、「呼吸」それ自体のことも忘れても、深く・浅く・ゆっくり・はやく・断続的に・さまざまな呼吸が自由度を増すのだった。
つまり、手がかりは呼吸なのだ。
で、「やすらぎの動き」や「真の動き」を行うということは、横隔膜呼吸をタップリ味わう時間をとることを意味していた。
股関節・骨盤のなかがゆるめられると、横隔膜で支える感覚が目覚めてくれる。
すると横隔膜をしっかり下げた状態(肺に空気が十分に入っている状態)をキープして、保息(吐くことも吸うこともしない)の状態を維持する。
その状態のなかで、胸中を揺すり緩め、波の動きをすることで、肩から頸・胸部内の力を抜く感覚をつかむ練習を行っていった。
それはそのまま逆立ちに入っていく前過程の在り方とオーバーラップしてくる。
息を詰めるのではない、息を殺すのでもない、タップリ空気を吸って保息の状態で、逆立ちを行う。(注:これは、一つの練習方法だから、他にもあります)
この方法は、からだの重さがドット一気に移動してしまったり、前後の鉛直方向を見失って、重さが散らばってしまうことを避ける意味でも、感覚練習として欠かせない。
とにかく腰の中身をほぐす。
野口体操の逆立ちは「ほぐれの極としての逆立ち」。
もう一つの鍵は、「呼吸」。それは、逆立ちの最初の扉をひらく鍵だといえる。
今日は、ひとまず、これにて。
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