羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

キリストをキリストに……

2013年06月26日 08時45分43秒 | Weblog
 前回、このブログに母のことを書いて、そのまま半月近くがたってしまいました。
 先送りしただけではありますが、「オノマトペあそび」が功を奏し、それだけではありませんが、お蔭さまで落ち着きました。基本的に大事なことは、一日のうち、たとえ短い時間でも本気でつきあうこと、と以前にも増して感じました。
 今朝は、来年のGWにひらく予定の「石を楽しむ会」の前段階準備のために蔵の押し入れを片付け、中から出てきた古い写真を整理しました。その折、戦前、戦中の両親それぞれの家の古い写真を母に見せて、ひとしきり昔の記憶を呼び戻したところです。
 
 さて、ここからが本題です。
 4月に取材を受けた『Health&Life』2013年7月号が届きました。ゲラの段階でよく出来た誌面だと思いっていましたが、実物を手に取ってみると改めて今の教室の明るさがよく出ている誌面構成になっていると感じました。
 写真と文章、なかなかの出来映えであります。野口体操公式ホームページ「のnet通信欄」に、佐治さんがステキな雰囲気でアップしてくれました。ご協力いただいた方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。
 皆様、ありがとうございました。

 それにつれて思うこと。
 野口三千三先生を失って、途方にくれた十数年前、ある新聞記者の方と話をする機会を得ました。
 1998年にNPO法人が法的にも認可され、日経新聞では関連記事が多く掲載されていました。単行本等々も出版され、強く興味を惹かれ調べていたことを思い出します。ただ、当時も現在もこの法人化に、野口体操は適さないと考えています。
 
 で、話を戻すと、記者さんに相談をする中で、彼はこんな言葉を投げかけました。
「キリストだって、隣のおじさんだったんです。キリストをキリストにしたのは、その後の人たちなんですよ」
 凄い言葉でした。危うい言説でもあり、相当にインパクトがあります。
 なるほどと思いつつも、当時から野口先生をキリストにしたい気持ちは微塵もありませんでした。むしろ没後すぐの時期に、一部に見られたそういった雰囲気を一蹴したい思いの方が強く働いていました。
 
 それにしても野口体操のまともな社会化をもうしばらく続けてみたい、思いは今でも持ち続けています。
 ひとりの希有な体操教師が、日本の戦前・戦中・戦後を、まじめに生き通した証を残していきたい。
 身体観や自然観は、他の分野の先人も含めて持っている方々はたくさんおられる。
 しかし、体操という実技を伴って、“身体思想”と言える「野口体操」を生きた野口三千三は、世界にたったひとりの存在だ、という思いは私の中から消えることはありません。

 現在にもどせば、2013年3月号『秘伝』7㌻に及ぶ誠実な紹介記事に始まって、6月には日本健康倶楽部の月刊誌『健康日本』、そして今回の健康保険組合の『Health&Life』で、体操教室の健在ぶりが情報発信できたことは、来年の十七回忌の前に、お蔭さまのことだと思っています。
 
 いよいよ今年も半年が過ぎようとしています。
 内外ともによい折り合いをつけながら、地道に、丁寧に、来年に向けて歩みを止めずにいきたいと改めて思っています。よろしくおねがいいたします。
ー(あらっ)都議選も終わって、参院選が本格化の雰囲気に影響されたのか、気張ったブログになっていますね。ー
 
 母のことでご心配をおかけしました。いろいろとアドヴァイスをいただき、ありがとうございます。何とか普通の日常を取り戻しました。
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