羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

坐禅 ふたたび 四十一日目

2019年06月25日 09時21分02秒 | Weblog

お日様が顔を出すのを心待ちにしながら、坐り始めた。

先週の土曜日、朝日カルチャーセンターのレッスンでテーマにした「腱」、その中でも「アキレス腱」のことを思い出した。

「上体のぶら下げ」から起き上がってきて、立った時のアキレス腱が生み出す鉛直方向感を仙骨に持ってみることにした。

立った時アキレス腱と踵は90度の角度にある。立ってから少し時間がたつと、90度は微妙に変化するのだが。

それは自然にしていると、ごくわずか足の裏で重さが乗せ変わるからだ。

 

それはそれとして、仙骨をアキレス腱にたとえて、坐骨と仙骨を90度に保つイメージで。

そこから鉛直方向に一致している仙骨の上に、背骨を一つ一つ乗せていく。

最後は頭蓋骨の中心に、第一頸椎(アトラス)と対になっている第二頸椎(軸椎)をはめて、斜め上方に背骨全体を引き上げるイメージにとっぷり浸かってみた。

案外、気持ちよく背骨が伸びて、腰は腰でマットに落ちて着いて、落ち着いている。

しばらくそのイメージをひたすら追いながら、呼気を数えた。

60回をすぎた頃、はたと気づいた。

「こんな坐り方では、坐禅とは言えない!」

「こんな意図的に形をを追っているようなのは、坐禅ではない!」

 

もっと、楽に息をしたい、と思って終了。

 

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