羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

見えない鎖につながれて

2006年12月19日 19時35分55秒 | Weblog
やっと大学の2007年度のシラバスを入稿した。
今ではウェブ入稿で、すませるようになった。
最初に躓いたのは、IDの読み間違えだった。「I」と「1」は紛らわしく、何度やってもエラーがでる。そこでとうとう電話をして指導を仰いだ。
それでも便利なものである。ウェブ上の指示とおりに書き込めば、それですべては完了。とはいえ、本当に入稿されたのか、心配になって、また電話をしてしまった。

人が介在して「受け取りました」とメールが来ないと安心でいないところがあるのは、年のせいだろうか。
本の原稿もメール入稿なのだが、こちらは編集者の方から返事が来るので、なんとなく安心なのだ。
とにかく19日が締め切りで、何とか間に合った。

今年2006年度春から、学生の履修登録もウェブで行われる。
世の中、すべてインターネットという鎖でつながれている。それは、目に見えない鎖だ。
野口体操の公式ホームページを開設した1998年(平成10年)は、まだまだこれほどのITの波は押し寄せていなかった。
この数年の変化がものすごく大きい。
波どころではなく、津波だ。
今のところ呑み込まれないで生きていられる。
これから先のことは、あまり考えないことにしたのだが、そうもいくまい。

行く年・来る年、今年も残り十日あまり。
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4 コメント

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ウェブで履修 (みけ)
2006-12-19 21:11:53
うちの大学も、五年前から完全に履修はネットワーク経由で行なわれています。なので、追加履修が認められなくなり、毎回ちょっと緊張感があります。
教員が成績つけるのも、ネットで行なっているみたいです。
一年生は必修で情報処理の講義と実習があります。
今の大学では、パソコンなしでの卒業は無謀かもしれません。
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IT社会 (ブリッジ・リバー)
2006-12-19 22:16:06
そういえば、就職試験のエントリーがネット経由になったのは、何年くらい前なのでしょうか?
パソコンは学生さんにとって必需品なのですね。
病院の外来でもカルテはパソコンだから、医者と目と目をあわせる時間が減ったような気がします。
ネット上でのみ公開されている小説は70万作品とか。
情報の量とスピードが想像を絶する規模だけに、IT社会の今後の方向性がまちがわないといいなと、祈っています。
そんなことを考えていたら、テレビにいきいきと勉強する子供たちの様子が映し出されていました。何と、「白川方式」で漢字を学ぶ小学2年生です。立命館小学校の話でした。辞書を付箋でいっぱいにして超アナログ的に楽しく漢字を覚える子供達の様子に、ほっと安心を感じました。
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シラバスとは (かめいど)
2006-12-20 00:30:59
シラバスという言葉を初めて知りました。
さっき、Googleで調べました。

(すみません、それだけです)
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逃れられないIT、関心の深さ (羽鳥操)
2006-12-20 12:12:04
みけさん、ブリッジリバーさん、かめいどさん、コメントありがとうございます。
時代というものは、右にふれたり左にふれたりするものですが、このIT化の波は、一気に世界中を席巻してしまった観があります。5万年このかた変わらない人間のからだの方が、ついていけないことの弊害はでていますね。
しかし、今さら戻れないし。自分の生きる足場をどこに置くのかということを、いつも見続けていないと後からの修正は難しいと思っています。
白川さんの「文字学」そして研究の姿勢、超アナログ的経験は、とても大切だと思います。
いまだに「広辞苑」や「漢和辞典」「古語辞典」等々、ページをめくって調べているアナログ派としては、いいお話を書いていただきました。
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