羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

「高円寺演芸まつり」と高齢者施設 ・・・地域の良さ

2019年02月15日 08時58分02秒 | Weblog

高円寺では1年間通して色々な催し物「⭕️⭕️フェスタ」が催されている。

今は、2月17日まで『第9回 高円寺演芸まつり』 の期間である。

座・高円寺を中心に、町の商店街のどこかで、毎日、演芸が披露されている。

お風呂屋さんだったり、眼鏡屋さんだったり、飲食店だったり・・・・どこかで「小さな街角寄席」が開催されているのだ。

10名くらいから数十名まで、その空間の広さを生かしたの寄席である。

12日火曜日には、母が入所している高齢者施設が会場だった。

三味線を使った女性二人の音曲の前後に、落語が2席で、1時間たっぷり。

入所者は無料だが、付き添いの家族は有料。メインは施設に関係のない方々、有料。

当日は、数十名・4、50名くらいの人が、終始、大きな声で笑っていた。

耳が聞こえにくい母だけれど、雰囲気だけでも味わえるかと、後ろの方の入所者席でも、途中で抜け出しやすいところに場所を確保した。

「入船亭・・・」

「お三味線・・・・」

「ずいぶん大勢の人がきているのね・・・・・」

「料金を払うの・・・・・・・」

大きな声で話しかけてくる母に、びっくりであった。

みなさんが拍手をすると、一拍遅れで拍手をはじめて、終わってからもまだ続けている。

アンコール アンコール・・・・リズムにも、ちゃんと乗っている。

終わってからも、なぜがご機嫌であった。

やはり年季の入った芸人さんは、上手い!

笑いが溢れる場にいることで、きっと彼女なりにわかるのだと思った。

「これは、ひいき目に見ても、ちょっとばかり???」という時には、「早く帰ろう」の連呼になって、途中退席させてもらったことがある。

それから比べると、いい加減な芸を見せない、という姿勢に頭が下がったし、見えない席でも、聞こえない母でもわかっていた様子だ。

プロは、お金を受け取らなければいけない。

聞かせていただくからには、それなりの金子をお渡しするのが礼儀だ、ってわけ。

 

さて、話はここから。

始まる前に、こんなことがあった。

私たちに気づいたご近所の方が、数名近づいてきて母に挨拶してくださった。

どなただかはわかっていなかったと思うけれど、愛想よく振る舞っているではないか!

実は、近隣の方々は、この施設に対しては、関心が高い。

環境がいいからだ。

そんなわけで、一度は中に入って様子を見て見たい、という気持ちを持たれている。

寄席があるなら行ってみよう、的に関係のない方々も多く集まっていらした、と合点がいった。

偶然に私たちを見つけてくださった、という長年の地域のつながりは、入所している母にとってもとてもいい刺激になった。

「きっと、私を知っている人なのだろう」

であっても、嬉しい気持ちを持てることが、命を活性化する力となる、と感じた次第。

ユニットに戻ってから、おやつをいただきながら、穏やかな表情を見せてくれたことが、娘としてなんでこれほど嬉しいのか。

この歳になって、母と一緒に落語や音曲(漫才)を楽しむとは、予想だにしていなかったからだろうか?

思がけない思い出を重ねていける、それがどんなにささやかなことであっても、生きていることの証であり、後悔のない時間をいただいているのだ思えてきた。

「時蕎麦」を聞いたことも「ノーエ節」を、手拍子を取りながら歌ったことも、私にとってはよき思い出となった。

高円寺寄席 入船亭扇好さん 東京ガールズさん 生はいいですね! ありがとうございます。

スタッフの皆さん、お疲れ様です。

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