羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

酷暑の客人と母の背中

2010年08月20日 18時49分39秒 | Weblog
 真夏の片づけが一段落した先週から今週にかけて、男女何組かの客人を迎えた。
 何組といっても、お訪ねくださるのはお一人ずつ。酷暑のなかいちばん暑い時間帯に、ものともせずにいらっしゃる。
 何人か連れ立っての訪問も楽しいけれど、一人というのも気遣いがなくて、本音の会話が楽しめる。

 我が家は商店街から一歩入ったところだが、道幅が狭いので車が入ってこない。そんなこともあって、不思議なくらい静かなのだ。時折、電柱や壁に止まってなく蝉の声が、静けさを際立たせる。

 夏休みにゆっくり客人を迎えるのは嬉しい。
 座敷に落ち着いた頃合をみて「お暑い中を……」とねぎらいながら、母は客人に団扇で風を送っている。後ろから見ると、丸くなった背中が祖母にそっくりになっていた。
 こうしてのんびりと午後を過ごしていただく。
 彼女もしばらく同席して、一時、おしゃべりに花を咲かせている。
 若い人と楽しい時間を過ごせるのは、若返りの妙薬のようだ。

 そして皆さんメールではなく、電話や手紙でお礼のことばが届けられる。
 何だか昔の日本を思わせるいい風習が残っていることを実感した。
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