羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

ミッション

2009年03月14日 09時45分49秒 | Weblog
 授業を持っている大学の09年度連絡会に出席した。
‘科目担当者連絡会’と‘総合連絡会’の二つで通し時間は約2時間半だった。
 詳しい内容は書けないが、昨年度までとは内容がまったく違っていた。
 非常に勉強になった。

 ●大学全入(少子化)時代に教育の質を問う。
 ●大学の使命(ミッション)と新たな教育理念を確認する。
 ●学習成果・学習環境の新たな在り方を問いつつ授業の質をよくするために何を考えどう行動するのか、を問う。

 先に行われた‘科目担当者連絡会’では、授業をどのように展開しているのかを、二人の先生のミニ講義をきく機会を持てたことは、非常に参考になった。

 と言うわけで、野口体操のミッションをつづけ、社会化活動を行ってきた私としては、今後を考える上で貴重な2時間半だった。

 そこで本日のレッスンのテーマ:

《それぞれが身に迫った危機感を持つ時代だからこそ変革できる可能性がある》
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3 コメント

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野口体操にふれた者が日常に活かしてみると (モンジロー)
2009-03-14 20:06:51
野口体操を教わった私のミッションは、まずは自分の日常生活に活かして気持ちよさを実感することです。
最近あるきっかけでランニングのクラブチームに入り、長い距離を走るようになりました。ウォーム・アップの体操の一つに、ハムストリングを使った足による尻たたきがあります。これは足の筋肉の力を抜いて重さをもらう野口体操の尻たたきとは全く違い、腿裏側の筋肉を使って足を跳ね上げるものです。速く走るために地面を蹴る力をつけるという一つの考え方だと思います。
このクラブには鍼灸その他の東洋医学や野口体操にも関心を持っているトレーナーがいまして、彼は小さな声で、「速く走ることと体の柔らかさは両立しないのでは?」という私の考えに同意してくれました。
この尻たたきの違いについても少し話をしたのですが、野口体操的走りの追求をしてみてはどうかというやりとりになりました。
速さを追求するランナーのトレーナーが、心のうちでは本当にそれでいいの?と葛藤を抱えている、彼には申し訳ないのですが私は嬉しかったです。最近、羽鳥先生のDVDを見て、眼から鱗だったそうで、先生のミッションは気のつかないところで静かに浸透しているのですね。
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モンジローさん (羽鳥)
2009-03-16 07:50:27
貴重なコメントありがとうございます。
ひとこと。
パフォーマンスそれぞれに独自の‘力の抜き加減’‘力の入れ加減’があって、野口先生の言葉のように「丁度いいのが丁度いい」、つまり、その時々にあった‘丁度よさの感覚’を磨くのが野口体操が目指すところ、と私なりに解釈しています。
拙著『マッサージから始める野口体操』朝日新聞出版の96~97頁、ここでは「姿勢」について書いていますが、‘姿勢’という言葉を‘力を抜く’‘力を入れる’‘体の使い方’といった言葉に置き換えてお読みになっていただければ幸いです。
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御著書確認しました。 (モンジロー)
2009-03-17 23:03:16
オリンピック選手などいわゆるプロの人たちの体が、人間の体に平均があるとすれば、かなり偏ったものであることはよく分かります。瀬古選手が体前屈しても手は床にはるかとどかなかったという話は野口先生から聞いたのかもしれません。また、私の登山の師匠も背中の筋肉がマッサージのしようもないほど固まっていて、40キロ、50キロのザックを担ぐ山行に適した体になってしまったのです。
でも、野口先生も羽鳥先生も別のからだのありよう、気持ちよさもあるんだよと言いたいがゆえに、教室や著述の活動をされているのではないですか。だから、私も軽やかに重さをもらって滑らかにその重さを前へ移動していくような楽なイメージの野口体操的走りを自分の体で探してみたいと思っています。
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