羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

ミミズたちの戯言……三島由紀夫スポーツ共和国の夢

2009年06月03日 18時42分40秒 | Weblog
A子さん「野口先生がなくなったとき、ほんとの人が野口体操が残っていけるのか心配してたと思うの」

C男君「そりゃそうさ。カリスマ野口だったから、その人を失って、今後、どうなってしまうんだろうってね」

M子さん「あのとき、C男さんがいってくれたこと、今でも覚えているわ」

C男君「俺、なんか言った?」

M子さん「本を書くための取材で、先生ゆかりの人たちに会ったのよ。その中の一人が三島由紀夫にボディビルを指南した方。で、その方が三島さんに、あなたくらいサラリーマンにならないで、なにか肉体の訓練、ボディービルを普及することを仕事にして欲しいって」

B子さん「あぁ、あの話ね。三島さんが自決したあと、夢枕に立った話」

M子さん「そうそう、三島さんを真ん中にして一緒に亡くなった人や楯の会の人たちが神社みたいな階段をドンドン上がっていく途中で振り向いて、‘君はこっちにきちゃいけない’って言われた夢の話よ」

C男君「それでその方は、ボディビル協会をつくり、健康スポーツ連盟もつくりあげたってことね」

M子さん「そうなの。三島の夢(スポーツ共和国)を実現した人よ。で、その方の事務所をたずねた帰り、野口体操ってミミズの体操みたいって思ったの」

C男君「なんか元気なかったよね。あのときさ」

M子さん「そう、でも、あなた言ってくれたじゃない。ミミズの体操結構じゃないかって」

C男君「そうだよ。土壌生物がいなければ、植物は育たない。地球の豊かさは、たとえばミミズたちに支えられてるんだって」

M子さん「その言葉で、俄然、元気が出たわ。やる気が出たの」

A子さん「そうだよね。あれから11年か」

C男君「時代は変わったよ」

M子さん「GMの破綻は、とどめって感じ。諸行無常ね」

C男君「でも、日本には千年企業があるんだよなぁ~」

……四人は感慨深げに顔を見合わせた。……
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