羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

5月13日(土)朝の楽しみ 「Dear 日本」再放送 朝日be「はじまりを歩く 特急」

2023年05月13日 09時25分02秒 | Weblog
早朝、NHK・ GTV「Dear にっぽん」再放送を見る。
人生の最後に行きたいところへ案内するサービス「希望のドライブ」
残された時間が少なくなった何組かの紹介だった。

余命3ヶ月を言い渡された膵臓がん患者さんは妻にお花畑を見せたいために千葉まで出かけることなどがリポートされていた。

番組を見ながら、自然に涙が私の頬を伝った。
こうしたサービス始まる前だが、施設に入所した母を父の十七回忌法要とお斎きに連れ出したことがあった。
元気なうちに母が会いたい親戚の方々をお呼びして催した。
その際、一日だけの介護士さんをお願いしたのだが、男性介護士さんは、母に付き添って至れり尽くせりの振る舞い。

自動車での車椅子の移動はもちろんのこと、お寺さんの本堂までもそのまま入ることができる時世に合わせた寺の設備が整っていたことも幸いした。

このことに自信をつけた私は、品川プリンスの水族館へも母を連れ出した。
ここでは、魚が泳ぐ姿に惚れ惚れするだけでなく、そこにいた赤ちゃんから若い方々まで、人との気持ちのいい触れ合いも経験できた。
法事の日と同様に、終始ご満悦の母であった。

「希望のドライブ」を見ながら元気だった母を思い出した。
最後の時を充実して過ごす時間をプレゼントすることができる時代になったのだ!

本日の朗読は朝日新聞beはじまりを歩く「特急」

新橋から欧州へつながる特急の話は、旅情というより平和の尊さを噛みしめながら読む記事となっている。
『欧州とアジアの間を各国の鉄道で乗り継ぎ連絡する国際連絡運輸への日本の加入が1910年に認められたことで、鉄道が欧州と最短経路の移動手段となりました』鉄道博物館 奥原哲志・主幹学芸員

最後に、「東京ー下関ー藩陽ーハルピンー満洲里ーイルクーツクーモスクワ」
さらに「パリ ロンドン」までつながった地図がついている。

歴史の中で、第一次世界大戦、ロシア革命で中断したそうだ。
そして今現在はウクライナ情勢のあおりで切符は手に入ってもロシアへの渡航中止勧告でお勧めできない、とも書かれたいた。

「希望のドライブ」にしろ、国際列車に乗って旅をする人はいないとしても国際連絡網の話にしろ、どちらも平和であることの大切さを思わずにはいられない。
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