羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

流動

2006年06月28日 13時51分10秒 | Weblog
 トモさん、きたむらさん、コメントありがとう。
 ありったけのビーズを入れた「スメクタイト」は、ジャポジャポ鳴る音にビーズのシャカシャカいう音が加わってにぎやかです。

 さて、「腰まわし」から「上体のぶらさげ」につなげてみるときに、反時計回り・左回りから右に上体をぶらさげ、時計回り・右回りから左へ上体をぶらさげてみることを試してみました。
 実は、以前にも試したことがありました。
 柏樹社から「三軸修正法」を戴いて、読んだときでした。
 
 が、今度の方が左右の差があまり大きく出ませんでした。
 以前は、反時計回りから右に流す方がやりやすく、その反対の動きはぎごちなかった記憶があります。
 ところがゾル・ゲル変換(揺変性)を、手の中の揺れの感覚と視覚と音によって味わいなおしてみると、生きものとしての器用不器用を超えたからだになっていくような感じがします。左右の違いはなくなって、上下方向・鉛直方向だけの「ものの流れ」にイメージが集約されていくような感じです。
 コメントから戴いたイメージで、「腰回し」をゾル状のコロイドが流れて、ふっと止まると一瞬にしてゲル状になって止まる。決して急ブレーキをかけたような止まり方ではなく、流動している中身が静かにそこに安定する実感は、なかなかいい感じです。
 そこから「斜め上体のぶらさげ」にはいるときには、またゾル状に戻す。
 あるいは「腰回し」も「斜め状態のぶらさげ」も途切れなくゾル状で流し込むイメージ。
 どちらも甲乙つけがたい「いい感じ」です。

 お二人からいただいたコメントで思い出して、「腰回し」から「斜め上体ぶらさげ」を何年ぶりかに試してみました。7月最初の土曜日のレッスンで、みなさんでやってみましょう。以前は、お風呂の栓を抜いたとき、渦を巻きながら水が流れていくのをイメージしていました。

 ところで、スメクタイト分散液の中を細かいビーズが流れるさまは、「真正粘菌」の粘菌アメーバの動きを連想させてくれます。オパール光沢にはなりませんでしたが、粘菌アメーバのようでした。
 野口先生が作られた「海と貝」、佐治嘉隆さんが作られた「アトミックス」。それらのモデルと比べてみると、「流れのイメージ」が拡がります。水を含むものに対して乾いたもの。しかし、……なんです!

 土曜日にもって行きます。
 乞う、ご期待!
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