羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

地質年代の時間感覚、そして実感!?

2010年09月23日 14時26分22秒 | Weblog
 先週の朝日カルチャー土曜日クラスでは『凍った地球』田近英一著に掲載されていた図を紹介した。それは地質年代表である。
 地球が誕生したのは、今から46億年前だといわれている。誕生から40億年までの6億年間を冥王代という。ギリシャ神話の冥界の王ハデス(Hades)に因む。つまり地質記録がほとんど存在しないことからそう名付けられた。
 次々、追ってみよう。
 40億年前から25億年前までを太古代、25億年前から5億4200万年前までを原生代である。
 そして5億4200万年前からゼロ、すなわち現代までが顕生代で、その中が、古生代・中生代・新生代に分けられる。

 さて、先々週の土曜日にもっていった米国スミソニアン自然史博物館の地質年代表とそれに因むイラスト絵画「The Tower of Time」7億年の生物の歴史よりも、それ以前の地球史のほうがはるかに長い。つまり39億年は、ほとんど闇に包まれている。
 先の本では、先カンブリア後期のエディアカラ紀(約6億4000万年前から5億4200万年前)は原生代なので、古生代のカンブリア紀から顕生代とみなしている。
 顕生代とは、古生代に入ってから殻や骨格を持った生き物が誕生し、化石として残っていることから、このような時代分けをし、このように名付けているのだ。
 ただし、エディアカラ紀は、藻類をはじめとしてやわらかな生物群が生存していた。それを裏付けるオーストラリアのエディアカラ丘陵から発見されたものは、多細胞生物が出現した化石記録である。私たちにつながる真核生物の誕生期でもあるらしい。

 さて、そこで問題になるのは、時間感覚である。地球史の実感は持ちにくい。
 46億年? 30億年? 20億年? 10億年? 5億年?
 お手上げである。
 
 そこで今週の土曜日(25日)は、時間の長さを少しだけ目で確かめてみよう、と思う。
 私の手元にはないが、すでにMさんが4色のリボンを用意してくれた。教室でリボンを切ってつなげる作業をしてみたいと思っている。
 ためしに1億年を30センチにとるのはどうだろうか。
 
 冥王代は       30×6億年=180センチ
 太古代は      30×15億年=450センチ
 原生代は   30×19・58億年=587・4センチ
 顕生代は    30×5・42億年=162・6センチ
           30×46億年=1380センチ。
 
 私の感じでは、1億年は30センチくらい欲しいのだけれど、もう少し短い方がいいのかな? 皆さんの意見を聞いてみたい。
 因みにリボンの一巻きは、聞き間違いがなければ30メートルとか。
 でも、こうした作業に、どのくらいの方が興味を示してくれるかなぁ~。(ドキドキ)
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