羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

朝日新聞が変わりはじめた?

2012年02月09日 10時12分16秒 | Weblog
 2月9日付け朝日新聞・朝刊“社会面”に、「記者、つぶやく つながる」と題してTwitter上で、記者が情報発信をする試みが始まった、という内容の記事が掲載された。
 おしゃべりな記者は敬遠される時代は終わりつつある、というが、この活動がいつまで続くのか楽しみだ。
 佐々木俊尚氏は同記事に「炎上を恐れず、ネットの向こうの人々を信じ、つながることに、新しいジャーナリズムの可能性がある」とコメントを寄せている。
 
 さっそくWeb「つぶやく記者を紹介するアドレス」を検索した。そこで組織単位のものと個人のものを一気に大量フォローした。
 先すると先月下旬からのいつぶやきがドドドドッ流入し、到底読み切れない。
 例えば、「初音ミク」についてつぶやいておられる丹治吉順報道局デジタル編集記者のフォロアー数は今現在11882名だった。書いている間にも増えているかも。

 そういえば大正時代から朝日と日経を、代々、取り続けている我が家だ。私自身は、どちらかといえば朝日に重心をおく傾向があった。ところが、リーマンショック後には、日経新聞を主に読むようになっていた。こちらはWeb版が早々に始まったこともあって読む機会が、ダントツに増えていた。
「朝日は見たくないような広告が多くなったし、何かつまらないよね」と、Twitter上でこそささやかなかったが、同感してくれる友人知人が何人もいたことは事実だった。
「天声人語」だけは健在で、読みながら考えさせていただいていたが……。
 
 で、思い返せば、昨年の秋くらいから、記事内容も少しずつ面白くなってきて、朝日への復活傾向がおこっていたことに、ごく最近になって気づいた。
 ここにきてTwitter上で、記者がつぶやくという。面白いかも!

 アメリカでは新聞社が苦境に立たされて久しい。日本も同様だ。
 そうした状況の中で、YouTubeやその他の自由投稿ばかりが元気では困る。それはそれの存在意味があるけれど、プロフェッショナルとしてのジャーナリズムが元気よく仕事をする社会でなければ、私たちの暮らしの安心とよりよい生活の質を担保することは難しい。
 すぐさま世界を巻き込んでしまう激動の時代に、ここで、踏みとどまって、ジャーナリズムを育てていくことの大切さに気づき、多くの人が本気で関わってほしい、という新聞社からの発信として、この“つぶやき活動”を見守っていきたい。
 とかく失言のなかに本音が潜み、勇み足のなかに微妙なニュアンスが伝わるもの。
 これに限らず、鵜呑みにせずに、咀嚼し、判断し、考える余裕の時間を持つことこそ忘れてはいけない、と自分に言い聞かせた。
 その為にも、最近の課題は「IT/Web休読日」をつくること!(実は難しい)でありまーす。
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