羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

新しいテレビに魅せられて……何を見てるの 聞いているの?

2006年12月15日 09時57分36秒 | Weblog
新しい地デジ対応のテレビになってから、見方・聞き方が変わってしまった。
自然の映像は、文句なく美しい。コマーシャルもリキが入っているとお見受けする。映像も音声もなかなかいい。
ところが問題は、ドラマだ。ワイドショーなどは、セットのお粗末さが見えるが、ドラマは制作費が丸見えになる。とくにお年寄りが見るであろう時代劇など、セットだけでなく、音楽や音声がかなり手抜きされている。びっくりしたのは、音楽以外の環境をバックで支える状況音の手抜きは、見るに見かねるというか、聞くに聞きかねるシーンがかなりあった。ずさんなのだ。

もう少し視聴者の幅を広げているものは、レベルが違っている。許せる範囲内にある。しかし、ここにも問題がある。スタジオ撮影の場面とロケの場面が混ざり合わさっているものは、ロケになったときの音声ミキシングがいい場合とよくない場合がはっきりと出てしまう。

それに化粧は、ベタ塗りの顔に辟易することがある。美しくみずみずしい肌は赤ちゃんくらいだ。それに対抗するかのように、塗りたくっているファンデーションは、照り返しが強くて、何とかならないものかと思うことがある。
若さが売り物の女優さんや女性ニュースキャスターの目の下のたるみは隠せないのだから、「よく映る」ということは、残酷である。
「夜目・遠目・傘の内」は、色白といっしょで七難隠すわけだ.

驚いたのは、「教育基本法」の審議会の中継場面だった。国会内の壁布だろうか、これはものすごくいい素材であることが立っている人の後ろ側のバックとしてはっきりと写るのだ。これは建築物として本物だ、ということが内装の材料から伝わるのも可笑しかった。

明日は、きっとフィギャスケートが放送されるだろう。このときに動きと音楽がどのように写るのか聞こえるのか楽しみだが。

私は、いったい何をしているのだろうか。
今までの映りが悪いテレビの方が、純粋に内容を見て聞いていたのに。
まぁ、もうしばらくすれば、慣れてしまうに決まっている。

あーぁ、くたびれるのよね~。


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