羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

おいしい飲みもの?!

2006年09月22日 21時01分43秒 | Weblog
 先週末から胃の具合が悪く、今週に入っても不快感が取れなかった。
 そこでお粥に梅干に味噌汁を食する日が多かった。
 レッスンや授業、自宅で原稿を書いたり体操をしたり、つまり何かをしているときには、不快感はまったくなかった。

 ところが、あるとき「癌かもしれない」と、おもってしまった。もう、いけない。
 癌といっても、すぐ命が途絶えるわけではない。しかし、ことによると入院・手術などという自体が発生しないとも限らない。一瞬のうちに、あのことはこうして、このことはああして、とっさに考えを巡らせた。

 その後、身辺整理を本気で考えてみた。
 布団に身を横たえて、天井を見つめながら、しばらく時間が過ぎた。
 不思議と、執着心が消えてしまった。
 ひとつだけ選ぶとすれば、何か、ということがはっきりと見えた。
 残された時間で、私がしたいことはこれだ! と。
 ブログに書かないで、今はまだ胸のうちに秘めておきたいことだった。

 そして、今日、近くの医院で胃のレントゲンを撮ってもらった。先生は、内科の看板を掲げているが、専門は胃腸科だった。
 何十年ぶりかに、バリウムを飲んだ。
 正面で立ったまま、少し左右に振って立ったまま、寄りかかっている板がグワーっと音を立てて、水平に位置を変える。ベッド状態になったところで、何回かくるくる回って、うつぶせになる。そこでまっすぐの状態と、左右に少し振った状態で撮影をする。それから普通に足で立つ状態に戻って孫の手の大きなものがお腹を押し付ける状態で数枚の撮影を行って終了。全工程20分程度だった。

「異常はありませんね」
 朴訥とした医者は、診察室に戻りながら、ひとことそういった。
「血液検査の結果は、来週には出揃います。今、手元にきているものは、問題ありません」

 あの数日間はなんだったのか、声に出さずに自問していた。
「何か、悩みでもあったのですか」
「。。。。。。。。。。。。。。。」

 ということで一件落着。
 
 さて、ドロッとした真っ白い液体・バリウムには、粘土鉱物が使われていると、初夏に知った。それだけで飲み心地が変わった。

「本日は、美味しゅうございました?!」
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1 コメント

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Unknown (kigi)
2006-09-23 00:36:16
先生びっくりさせないでください。読んでる途中でどきどきしてしまいました。

でも異常なし、よかったです~。
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