NHKの「サラメシ」を、見るのが好きだ。
必ず見るとは限らない。時々見ると幸せになる。
今、昼の時間帯、再放送を途中から見ていた。
昼飯に鰻をなぜ食べるの? それぞれが、さまざまな理由を話す。
どの理由も素敵だった。
最後は、古今亭志ん朝が愛した昼飯。
葱せいろである。
そばは二八そば、ソウダカツオとサバ節の出汁。出汁は冷たいのもあたたかいのもよし。
あたたかい汁に葱を入れて一煮立ち、烏賊のかき揚げを投入。
かならず、「喰い意地がはっているから」と言いつつ、小ライスを注文する。
ご飯の上に、烏賊のかき揚げをのせて、汁をかけて食すのだそうだ。
落語は古典。華麗で端正な語り口だが、そばの食べ方は自己流だという。
店主曰く
「惚れたね!」
目立たないように帽子をかぶって、あまり喋らない。でも色紙をだすと快く書いてくれたそうだ。
「若死にしちゃって勿体ない」
艶のある張りのあるあの声。
切れのいい語り口。
勿体ない。
ごちそうさまでした。
必ず見るとは限らない。時々見ると幸せになる。
今、昼の時間帯、再放送を途中から見ていた。
昼飯に鰻をなぜ食べるの? それぞれが、さまざまな理由を話す。
どの理由も素敵だった。
最後は、古今亭志ん朝が愛した昼飯。
葱せいろである。
そばは二八そば、ソウダカツオとサバ節の出汁。出汁は冷たいのもあたたかいのもよし。
あたたかい汁に葱を入れて一煮立ち、烏賊のかき揚げを投入。
かならず、「喰い意地がはっているから」と言いつつ、小ライスを注文する。
ご飯の上に、烏賊のかき揚げをのせて、汁をかけて食すのだそうだ。
落語は古典。華麗で端正な語り口だが、そばの食べ方は自己流だという。
店主曰く
「惚れたね!」
目立たないように帽子をかぶって、あまり喋らない。でも色紙をだすと快く書いてくれたそうだ。
「若死にしちゃって勿体ない」
艶のある張りのあるあの声。
切れのいい語り口。
勿体ない。
ごちそうさまでした。
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