昨日、母を見舞った。
居室に栄養管理士の方がいらして「栄養ケア計画」について伺った。
聞くところによると、車椅子で食堂に行き皆さんと一緒に食事をしているという。
朝食だけは7割。
水分はジュレでとっているという。
そして飲み込むタイミングを見ながら、声をかけながら、ゆっくり食べさせてもらっていることがわかった。
退院の時に医師からは「食事をとるのは無理なので、週単位の命かと思います」そう言われていた。
そのつもりで待機していたのだが、この話を聞いて、心構えを変えることにした。
おかげでとても楽になった。
5年5ヶ月暮らしている高齢者施設の介護の考えは、救急病院とは真逆である、と感じた。
配慮はそれだけではない。
完全な寝たきりにしない!
壁には、理学療法士の方からの指示写真が2枚貼られている。
褥瘡ができないように体を楽に浮かせるような姿勢が、枕や抱き枕をいくつも使う工夫がなされている。
眠っている時間がほとんどのようだけれど、口腔ケアも、入浴も、適度に体を起こすこともしてもらい、穏やかな最後の日々を母は送っている。
見守るしかできない私にとっても、ありがたい看取りの時をいただいている!