昭和42(1967)年9月号『現代の眼』野口三千三の評論「体操による人間変革」に添えられているプロフィールを読みながら、ここに記されている事柄の根拠になる野口の思いと活動を調べている。
《専攻は、「(舞台)芸術の基礎としてのからだの動き」。演劇をはじめ、映画、テレビ、美術、舞踊、音楽各界で「からだの動き」からの基礎指導をおこなっている。》
その2年前の昭和40年に遡って、記述に当てはまる野口の活動記録を見つけた。
確証を得たくて、大宅文庫に調べに行ったのだが。
最初は軽い気持ちだった。
しかし、調べていくうちに、野口がこの記述にあるような「芸術の基礎とてのからだの動き」というようになる出来事とその行動が見えてきた。
そして、今、名古屋から送られてくる資料待ちしている。
どれほど誠心誠意、この問題に立ち向かっていったのか、確証になるかもしれないからだ。
さてもさても、連日のこと走り書きや、崩し字を解読しながら野口ノートを読んでいると、他のことが手につかなくなる。
実に、困ったー、状態である。
でも 面白い!