羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

今時の「女子力」、そして「老女力」ってあり?

2017年01月30日 09時52分11秒 | Weblog
 昨日、朝日カルチャー「野口体操講座」日曜クラスで「美と健康」を売りにした雑誌の取材を受けた。
 野口先生存命のころから今までに、雑誌や新聞、他、数えきれないほどの取材を受けて来た。
 今朝になってふと口について出た言葉が「女子力」だった。
 真逆の意味で女子力を持ったライターさんとカメラウーマンさんだった、と思いながら朝刊を取りにいった。
 朝日新聞を手に、ソファにかけて開いてみると、9面「オピニオン」に『「女子力」って?』の見出しに目が釘付けになった。
 グッとタイミングである。
『「かわいい」より努力がいる』の小見出しにクスッ!
 確かにフリーで仕事をしている二人とも、なかなかの気概があった。

 新聞と照らし合わせながら二人を思い出す。

*料理や掃除など家事が得意である。 これはどうかな?「?」マークがついた。
*細やかな気配りができる。     まずまず。
*いつもきれいにしている。     真逆のお洒落が行き届いていた二人。
*人間性や教養を深めるなど、内面を磨いている。  そうだ!
*出しゃばらず男性を立てる。    まぁまぁかな?
*性的な魅力がある。        よしよし。
*リーダシップや頼りがいがある。  バッチリ。
*その他。             このその他の要素が大事そうだ。

 女子力コンビのふたり。
 女性として魅力を十分に発揮してるが、女を生かす女子力、むしろ男らしさを兼ね備えた女子力を見せてもらった。
 ニコンのカメラに舞台撮影でもするのか、と思うほどのレンズをガバッとつけて、「バッチリ写真は撮りますわよ!」というカメラウーマン。
「決められたことは漏らさずやり抜きますわ」雰囲気は柔らかいものの、臆せず押し出してくるライターさん。
 むしろ最近では男性のライターさんの方が遠慮がちになる印象ありますね。こちらは『無理をしなければ、無理が通る』を地でいった美魔女だった。

 女性誌なので、撮影は女性が中心だったが、今時珍しいカメラのシャッター音が教室内に鳴り響くたびに、男性群も目が輝いてくるから大したものだ。私も音に合わせて動きの調節を、あからさまにしてあげたりして。

 当日まで、必ずしも双手を上げて「取材してください」という思いに至っていなかったが、引き受けたからにはしっかりやらないと、とは思っていた。
 しかし、なかなか気分が乗り切らないでいたけれど、彼女たちの女子力にしっかりはめられていった。

 記事はとても小さいスペースであっても、あれだけ一生懸命な姿勢を見せてくれると、多少の傍若無人ぶりにも、許す気持ちがおこって来たのが不思議だった。
「あのくらいに強気でいないと、あの世界ではやっていけないのだろうな〜」
 クールに逆取材させていただく私でもあったことに“ごめんなさい”。
 というわけで、実に楽しく、充実した日曜日の午後を過ごさせていただいた。

 実は、これまで経験しているスタジオに呼ばれていく取材では、ヘアメイクをしてもらえるのだが、昨日は普段のレッスン会場である。
 とはいえ若い読者体験者まで入ることになっているし、教室で長く続いているいちばん高年齢の女性にも取材と撮影をおねがいしたい、という申し出まで受けていた。
 考えましたねー。
 迷ったあげく、出かけるギリギリになって行きつけの美容室に飛び込み、ヘアメイクをしてもらった。
「あのー、自然に。。。。バッチリメイクにならないで。。。。ごめんなさいね……プロにやってもらったって感じにならないで、お願いしますー」
 取材を受けるときとしては、はじめての心遣いだった。

「女子力」、なるほど。
「今更、遅いわねー」などといわずに、老化防止のつもりで気遣ってみましょうか?
 朝日新聞記事を思わず切り抜いて、手元に置いた(苦笑)。
「老女力」めざして!ネ。

 



 
コメント
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