羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

オノマトペ

2013年06月12日 09時41分44秒 | Weblog
 昨日、6月11日(火)、NHKGTV「クローズアップ現代」を見ていた。
 テーマは「オノマトペが切り拓く世界とは」だった。
『“ぱみゅぱみゅ”“じぇじぇじぇ”~「オノマトペ」大増殖の謎~』という副題がついている。

 コンビニ、国会、医療現場、ロボット制作で、オノマトペがどのように生かされ、どのうような効果を、結果を生んでいるかを検証する内容だった。
 商品名で売れ行きがグッとよくなる。
 国会での質問にオノマトペを入れ込みながらグングンと答弁者を追いつめる。
 心療内科や精神科等々で、患者の心身の有り様をオノマトペで表現してもらう。オノマトペに置き換えられた時、患者の心模様や身体の情況が改善の一歩に踏み出す。曖昧模糊とした状態から脱するきっかけになる。
 ロボットの動きをオノマトペで指示する。のそのそ、ささっと、……、プログラムを設定しておくと、そのうような動作を行う。

 昨今のオノマトペ使用量は、まさに大増殖といってよいほどになっている現状報告だった。
 つまり実感を表すのに、非常に優れた言葉?であり、日本語はオノマトペの宝庫である。
 とりわけ「マンガの世界」には、意味は判らなくても、実感や情感や情動がよく伝わる。
 
 そして現代人は脳科学の調査を必要とする。番組では手抜かりなく報告していた。
 言葉を聞き、理解するときにはたらく部位以上に多くの部位がオノマトペを聞くと働くことが証明された。

 さて、わが野口体操では、まさに動きのイメージを伝えるために、こうしたオノマトペの持つ力を生かしていた。とりわけ『原初生命体としての人間』野口三千三著「原初音韻論遊び」をひも解いてみよう。
 というわけで、今朝は、擬音語、擬態語、擬情語、を書き出す作業を行ってみた。
 今週の土曜日までにどこまで出来るかわからないが、このことをテーマにしてみたいと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする