羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

文部科学省委託・高齢者の体力つくり支援事業

2012年10月09日 08時39分33秒 | Weblog
 10月6日(土)は大阪・御堂会館ホール、8日(月)体育の日は東京銀座・ブロッサムホールの二カ所で、『ニューエルダーのための「人生を愉しむカラダ学」』のパネラーとして、お話をさせていただいた。
 大阪の基調講演は、立原啓裕さん。お笑い系の語り口で、高齢者に運動の大事さと運動をするときの心得を話して、会場を一気に盛り上げた。東京は椎名誠さん「世界で見てきた笑顔について」というテーマで、豊富な旅のエピソードが、文化の多様性の大切さを伝える素晴らしい話。
 第二部のパネルディスカッションのテーマは「カラダの教養が高まるとなぜ人生は楽しくなるのか?」「カラダの教養とは」だった。コーディネーターは大阪が立教大学の松尾哲矢教授。東京が武井正子順天堂大学名誉教授。
 パネリストは筋生理学の石井直方東大教授と私、羽鳥でした。

 二カ所で同じテーマで行っても、まったく印象の異なるステージであったと思います。
 超高齢化した日本の今と将来、「カラダ」への知識と無理をしない運動を普及するための支援事業でした。
 主催は公益財団法人日本レクリエーション協会。共催は大阪と東京の各レクリエーション協会。

 パネルでスカッションの中身は、「カラダの教養とは何か」「カラダの教養と高めるには」「カラダの教養が高まるとなざ人生は愉しくなるのか」。
 55分でこれらについて3名が語るわけで、あっという間に時間は終わります。
 それぞれが用意していったパソコンを操作しながら、話の流れにそって瞬間的に継ぎに話すことをパワーポイント(Keynote)の中から探し出し、それを示しながら即興的に話をする、というスリリングな体験をさせてもらいました。
 石井先生も20枚くらい用意されていたなかから数枚しか使われず、私も15枚ほどの中からやはり数枚を選び出して話をつなげて、話を終えました。
 コーディネーターの先生が、野口体操を知らない人に説明をしてほしいということと動きを見せて欲しいこととできれば会場の皆さんにも体験してほしい、というふりをくださる。
 ここで登場するのが『3分CM 人物映像度キュメンタリ- 野口三千三編』。話を聞くことでカラダが固まっている皆さんには、野口先生の語りと動きとBGMにホッとほぐされるようでした。
 それを受けて私が「上体のぶらさげ」「やすらぎの動き」をさっとご覧に入れたときのインパクトは実に大きかったようでした。
 
 筋生理学の石井先生は本当のジェントルマンで、コーディネーターの先生も含めて、それそれが全く異なった主張をしつつも、全体としては一つの流れをつくりあげることが出来たのは、驚異かもしれません。
 報告したい事は数々あるので、このブログにもおいおい書き込みをしていきたいと思っています。
 先週末からの強行軍を無事に終えられたこと、皆様に感謝です。
コメント
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