羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

「静かなるほぐし」それを世間ではストレッチという。しかし、野口体操では……

2012年01月28日 11時44分58秒 | Weblog
 本日、朝日カルチャーセンター土曜日クラスのレッスンは、野口体操に出会って、まず最初の15年間は徹底して行った「私の内なる静かなるほぐし」のありようをお伝えする。そう思いたったのは、今週の水曜日1月25日NHK「ためしてガッテン」を見たことだった。
 終始、方法に徹してみたい。いちばん大切なことは「とらわれない自分」であること。
 板書の一部をここに記しておきたい。


※NHK「ためしてガッテン」を見た。「前屈運動」が固い人は、血管も固い。概して脳梗塞や心筋梗塞になりやすい傾向にある。言ってみれば、「硬いということは、血管内側の壁をつくっているコラーゲンが、糖化して黒く硬くなった状態」にある。それを元に戻すには「ストレッチ」が有効である、と結論づけていた。
 まったく間違っているわけではないが、まったく正しいわけではない。
 ただし、からだが柔らかいということは、生ものとして快適に生きる一つの条件である。
 私が野口体操に出会って、少なくとも15年間はやり続けた「静的なほぐし」を、時間をたっぷりかけて贅沢な条件でお伝えする。

*イメージとしてからだを裸にし、なにがあっても受け入れる覚悟をする。
*その一方で、頭に浮かんでくることを流し、取り合わないこと。
*ここ(教室)では、周りでどのような動きがあっても、集中を途切れさせないようにする心がけをもつこと。
*具体的には、音を聞き流す。他者の動きに対していちいち反応を返さないで、とらわれないように心がける。
*体の重さを分けて解いて、浸たす、溶かす、満たす。
*呼吸(息を吐いている)しているだけの自分を味わう。
*内側から伸ばす、ほぐす意識をもち、或る程度ほぐれを実感できるようになったら、筋繊維一本ずつ分けてほぐして、丁寧に伸ばすイメージをもつこと。
*一回目は「揺れ」を活かしながら、二回目は「揺れ」を止めて行います。
*呼吸は、吐く息だけを意識します。
*反動を付けないように。じわじわと伸ばします。どこが伸ばされているかを体の内側で探りながら行います。
*途中でトイレに行きたくなったら、行ってください。用を足したあとの快感を、じっくり味わうように。
*目は閉じても閉じなくてもいい。そのときのからだに任せること。
*最後に「座禅」をして、「ヨガの逆立ち」で、一つのまとまりを持たせる。
*野口先生の言葉『痛いという一言に逃げ込まないで、痛みの質感を味わう』
*違いのわかるからだ(私)になろう。
コメント (2)
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