羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口三千三の時代を髣髴と

2010年09月26日 18時36分43秒 | Weblog
 楽しかった。賑やかだった。熱気が漲っていた。
 昨日、朝日カルチャーセンター土曜日教室でのことだ。
 地質年代の時間を、四色のリボンであらわしてみる実験に、皆さんがしっかり乗ってくださった。
 板書をしている間ににも、Mさんが次から次へと、教室に入ってきたメンバーを集めて、作業に取りかかってくださった。その見事な采配ぶりは、話し声で伝わってきた。
「いい感じだ! その調子だ」心のうちでつぶやいた。
 そわそわと書き続ける私も、時々後ろを振り返って、順調な仕事振りにホッとしつつ安堵していた。
「今日は、いい感じにすすみそうだ」

 隠生代ー冥王代→始生代・太古代→原生代
 顕生代ー古生代→中生代→新生代
 それらを深緑→黄→青→白 この順でリボンを繋げていく。全長1380センチである。
「1億年を30センチにとったのは、正解だった。でも、長ーい」
 
 教室を斜めにとって、ようやく一本に伸ばせる。
 見ると、隠生代に対して、顕生代が何と短いことよ。人類の誕生は、1ミリ弱だ。
 実際に全長を丁寧にリボンに沿って歩いてみると、‘おーっ’といいたい思いがそれぞれに込み上げてくるようだった。
‘時を見る 時に触れる’実験だった。

 野口先生のタブーをはらい、自由に発言し、そこに集う皆が一体となって交流する。あの懐かしさが戻ってきたようだ。
 先生の時代にはなかった新しいものばかりで3回のレッスンを繋げてみた。
『凍った地球』は、2009年に出版されたものだ。この一冊によって、地球と生命の関係が、それまでとは180度転換する見方を得た。地球をどう見るのか。生命をどのようにとらえるのか。力不足ではあるが、価値観の基礎になる問題提示をしたつもり。
 
 これから秋も深まり、思索をめぐらせるには相応しい季節の到来である。
 38億年、途切れることなく続く命。しばし、地球と生命に思いを馳せてみようではありませんか。皆さん!

 なになに、今日のブログ内容は、自画自賛の気あり、ですか。ふふふふ。
コメント
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