羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

シュウカツ、いや、就職活動。

2009年12月12日 08時56分21秒 | Weblog
‘草食系男子’などという言葉がある。
 その彼らの目の色が変わってきたのは夏ごろからだろうか。
 今年、後期の授業は、台風や体育会で授業回数が減ったクラスがある。それに輪をかけて、新型インフルエンザに就職活動、内定者向けの会社説明会等々も加わった。
 その他、四年生でこの時期にまだ内定をもらっていない学生に加えて、「これからしばらくは厳しいよ」といった巷の噂で三年生が動き出していて、これまでの倍以上の学生が休む傾向が強まった。

「先輩に話を聞いていたので、遅くなりました」
「こんなに」といいかけて顔を見たとたん「遅刻したら出席扱いにはなりません」
 ワンフレーズを言い終わることはできなかった。
 聞いてきた厳しい話が、彼の脳内をめぐっているようだから。
 今からそんなでは来年の授業は落ちついて受けられないだろう、といった危惧を先生方が共有している。
「大企業か、中企業で特色ある会社を皆が希望して、あろうことかエントリーシートの書き方を教えてくださいですよ」企業の研究所から転職した先生の話だ。
 時代が時代だから人にないものを活かし好きな道を歩くぞ、と気構えている男子学生も中にはいる。同じくらいにドロップアウトしている学生もいる。そして院生にはもっと厳しい現実がのしかかっているらしい。
 民主党さん経済対策しっかりして! 大学からも叫びたくなる年の瀬である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする