羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

洗濯

2009年12月03日 07時37分04秒 | Weblog
 学校体育に武道が導入される。
 剣道関係者によれば、一抹の不安があるのだ、とおっしゃる。
 不安の中身は、果たしてしっかり教えられる指導者がいるのか?
 何でもやればいいというものではなさそうだ。
 とくに剣道は、大学の中でもやっている学生の数は限られている。
 ネックになっているのは、防具をはじめ取り揃えるものも多く、また年々買い換えるのにも費用がかかることだ、というのは素人にも予想がつく。
「試合の日には、ヨレヨレの身支度ではいけませんから、大変なんですよ。私は始めたのが四十になってから。子供のころはお金がかかるので、出来なかったんです」
 昨年から授業をもっている大学の部活動で数十名の学生が剣道の稽古をしている時に発する‘声’と‘打ち合う音’にびっくりした。となりで授業をしている私の声がかき消されてしまった、と会話をつないだ。
「いやぁ、あの声じゃ咽喉を壊しそうだし難聴になるんじゃないかな」
 体育教員室での雑談。
「汗でぐしょぐしょの剣道着の洗濯は、コンクリートの上に置いて、タワシでゴシゴシ洗ってそのまま干すとアイロンをかけた以上にピシッとできあがって、気持ちがいいですよ」
 そこで思い出した。
 剣道着ではないが、野口先生はズボンを干す時、裾を上に吊るしておられた。重さでピーンと伸びるからアイロンはいらない。
 洗濯の仕方にそれぞれ奥義がある!
コメント (2)
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