羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

呼吸のレッスン

2007年11月16日 16時30分33秒 | Weblog
 昨日の授業は「呼吸」をテーマに行った。
 ほとんど話に終始して、動きの時間は少なくなってしまう。そのくらい複雑で微妙な話なのだ。時間がかかる大きな要因は、学生の目を見ながら一つひとつ確認を取りながら話をすすめるためでもある。
 しかし、これまでも学生には好評で、12~14回の授業の中で、必ず取り上げることにしている。
「呼吸について、今まで何も知らなかった」
 ほとんどの学生がそう感想を漏らす。

 私自身、野口三千三先生のレッスンで「呼吸」についてはじめて詳しい理論を知ることが出来た。それに基づく呼吸法の実践を体験した。このときの驚きは、感動と言っていいものであった。

 野口没後、ほぼ10年の間にさらに調べがすすみ、私の言葉で伝えられるようになってきた。そのためよりいっそう時間がかかるようになった。

 こうしてブログに書いていると懐かしく思い出される体験がある。
 湯船につかって腹式呼吸の練習をやりすぎて、「湯あたり」したことだ。そのお蔭で、腹式呼吸〔横隔膜式呼吸)を明確に自覚できたのだった。
 野口体操をはじめて間もないころだから、かれこれ30年以上前の出来事だった。
コメント
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