ネトウヨに対し
彼らは色々な「バイアス」がかかりまくり
なのは多くの人々が認める所だと思います。
では心理学においてはどの様なバイアスが認められているかその種類を
一部紹介(もちろん全部ではありません！)したいと思います。
特に重要なバイアスが以下の３種類な様です。
[1]確証バイアス(追認バイアス)---人々が自分の見方を裏付ける情報を過度に重んじる事
（これに関して国家的現象としては日本や米国で住宅価格や株が上がり続けると多くの人が信じ込んだ結果
バブルが発生し、はじけた事などが挙げられます。あるいはアンケート調査などで自分の
主張に対して都合の良いデータだけを見たりしていた経験は多くの人に覚えがあるのではないでしょうか）
[2]可用性バイアス---直近の情報に基づいて決定しがちな事
（これは例えば典型的な例としては各々の年の暮れに「その年の大出来事ランキング」
「記憶に残った曲ランキング」などで年の初めよりも年の暮れの出来事や曲が選ばれがちな
事が挙げられます。2011年における出来事ランキングでは、東日本大震災は3月発生ですが
あのくらいの出来事になるとさすがにトップになります）
[3]後知恵バイアス---ある事柄が表ざたになった時に自分はずっと以前から知っていたと思える事
（例えば福島原発事故が起きて「私は原発の危険性について以前から知っていた・主張していた」という人々は
官邸前のデモ隊にも少なくないと思います。しかしどれくらいの人々が3.11の地震＋原発事故以前に
真に原発の危険性について(小出裕章氏や広瀬隆氏レベルの主張の強度で)原発反対を叫んでいたでしょうか。
官邸前デモ隊の人々の多くはそうではないと思います。
もちろんチェルノブイリ以降に反原発の声は高まりましたが2001～2011.3.11まではその声はトーンダウンしていた様に思います。
もちろん官邸前デモ隊に対して揶揄のつもりは全くありませんし官邸前の反原発デモは間違っていないと思います。
バイアスがかかっている事の自覚が必要という事なのです
他にも1980年代後半～1990年までのバブル景気時代には殆どの“経済アナリスト”が当時は「土地価格の暴落はありえない」と語っていました。
その後の土地・株価格の反転暴落＋不景気時代には“経済アナリスト”は「私は今の非常事態を当時から警鐘をならしていた」などとのたまっています。
その様な事の自覚が肝要という事です)
ネトウヨに対しては[1]の確証バイアスが特に強くかかりまくりなのはすぐおわかりだと思いますが
[2]と[3]のバイアスについてもリベラル派の方々もドキりとする人は多いのではないでしょうか？
（もちろん[1]についても自覚する必要性が万人について存在すると思います(ngc2497自身ももちろん含みます))
ドキりとする人は手を挙げなさい
…ハイ…('A`)ノ……(←ngc2497自身のつもりです)
ネトウヨに相対する上で彼らの行動(認知的不協和など)を考え、思考の整理整頓する上で
上記の(万人が持つ)３種のバイアスについての情報がお役に立てば幸いです。
＜追記7月16日＞
例えば典型的なネトウヨの確証バイアスの一例が以下です。
http://alfalfalfa.com/archives/5299453.html
＞83歳の元従軍慰安婦「解決し、恨み晴らしたい」と民主党から出馬 （←元慰安婦の人をネトウヨは偽物・詐称者扱い)
http://alfalfalfa.com/archives/5631518.html
＞日本人と称する女性４０人が慰安婦問題の謝罪を発表、韓国ソウル国会議事堂前で （←同じくネトウヨは偽日本人扱い)
http://alfalfalfa.com/archives/5581316.html
＞韓国の年寄りが証言 「慰安婦？大嘘だよ。当時は皆日本国民だよ。」 ついに在日ブサヨの嘘がバレる （←上の２件とはうってかわって疑うことなくネトウヨは本物の証言扱い…)
http://blog.livedoor.jp/newskorea/archives/1701243.html
＞【慰安婦問題】米国務省ベントレル報道部長「旧日本軍による深刻な人権侵害であり、被害者に対して衷心より同情を申し上げる」 （←米国務省報道官の発言なのでネトウヨは「嘘だ報道官は資料を見ていない！」などと認知的不協和の嵐…)
