ひびレビ

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「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」を見て

2019-05-16 08:10:58 | テレビ・映画・ドラマ
「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!」を見ました。

 沖縄での家族旅行の最中、シロのお尻におしめのようにくっついてしまった奇妙な円盤。それは宇宙の彼方でケツだけ星人が小惑星を爆発させるために使おうとした爆弾の余りだった。
 国際宇宙監視センター、通称UNTIの時雨院らはいち早く爆弾の存在に気づき密かな回収を目論むも、爆弾を手に入れて全人類をひざまずかせようとする「ひなげし歌劇団」の面々に阻止されてしまう。

 春日部に戻った野原一家は待ち構えていた時雨院から事情を教えられ、シロから爆弾の取り外しが行われようとするが失敗。するとUNTIはシロを爆弾ごとロケットに乗せて、宇宙に送る計画に変更。そうと知ったしんのすけは、シロを守ろうと必死に逃げ回り・・・




 そんなわけで映画第15作は、シロがメインの映画となりました。今更なんですけど、シロって風間くんと同じ声優さんだったんですね(汗。
 タイトルに「歌う」とあるとおり、ちょいちょい歌が挟まるのですが、うーん微妙(汗。いや、そりゃもちろん戸田恵子さんの歌声はマジパネーイ!なんですけども、そう何回もいるかなぁ・・・とも。いや、圧巻なんですけどもね・・・

 シロの体に爆弾がくっついている、UNTIでも外せない、このままでは地球が爆発してしまうかもしれない・・・そうとは知りながらも、家族である野原シロを守るべく、必死に行動するしんのすけが印象的な映画でした。
 UNTIの時雨院が一家に事情を説明するシーンがあるのですが、この時しんのすけはいつも以上に話を遮っているように感じます。5歳児ながらに事態の深刻さを理解しつつも、一方でシロと一緒にいたいという気持ちが強く、話を聴きたくないが故にテレビに夢中になっているフリをする、なるべくいつも通り振舞おうとしているように感じました。

 風間くんたちの力も借りつつ、必死に逃げるしんのすけ。しかしヤキニクロードの時とは違い、自転車も無ければ天気も悪い。空腹の5歳児の足で逃げられる範囲には限界がある・・・それでも、限界までシロを守ろうと奮闘する様や、目覚めてすぐにシロを案じて動き始める姿はカッコよかったですね。
 そんなしんのすけを見て、止めようとしていたものの背中を押すことを決意したみさえ、このままでは家族がバラバラになると感じたひろし、そしてひまわりがシロの救出を決断するシーンもまた良かったです。

 
 それ以外は・・・何とも評価し辛いというか、つまらないわけじゃないけど、取り立てて面白いわけでもないというか・・・UNTIのキャップ、時雨院が発射中止を求められても決して応じない件はちょっと意外でした。てっきり「誰が発射中止と口にするか!」などと、うっかり「発射中止」を宣言してしまうのかなーと思っていたので。ただ、その時雨院にしても、どこか声を押さえつけている感があって、どこか会話のテンポ?に違和感を覚えてしまいました。

 お駒様率いるひなげし歌劇団も、野原一家とUNTIの対立や逃亡劇だけでは間が持たなさそうだから出てきた感も否めないですね・・・嫌いじゃないんですけども、別段いなくても話が成り立ちそうなのが何とも。


 しんのすけとシロ、互いへの思いやりや愛情、シロも含めた野原一家の絆を描いた点では悪くないと思うものの、全体的な面白さはイマイチな映画だったかなと。
 計画通りを重要視する時雨院の一方で、UNTI隊員がひなげし歌劇団を爆発から少しでも遠ざけようと忠告したり、野原一家を家に送り届けようとするなど、計画外と思しき行動を取っているのは良かったので、そこら辺もうちょっと注目しても良かったかもなーとか思いつつ、また次の映画を見るとします。

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