ひびレビ

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DOG DAYS 第13話(最終回)「約束」

2011-06-26 07:28:36 | 2011年アニメ
DOG DAYS 第13話(最終回)「約束」

いよいよシンクの送還の儀が執り行われる事になった。リコッタは最後まで様々な文献を読み取り、悲しい結末を避けようとしていたが、時間が来てしまった。泣くリコッタだが、シンクはその頑張りに感謝し、4色ボールペンと携帯スピーカーを預ける。分解もせずに、大切に取っておくとリコッタ。
ユキカゼやダルキアン、ロランたちにも様々な物を渡したシンク。エクレにもリストバンドをプレゼント。形見分けのようで感心しないとエクレは言い、そして戻ってこれないという事にもリコッタの様子から気づいていた。忙しいから、シンクの事も忘れてしまうかもしれない。忘れられたくなかったら、忘れるなとエクレ・・・
そして送還の儀が始まる。ミルヒもまた、シンクが戻って来れないという事に気づいていた様子。最後の最後に大好きだと告白し、シンクに行かないで欲しいと宙に浮かぶシンクの手を取るも、その手は離れ、シンクは元の世界に帰還した。

ここ2週間の事を何も覚えていないシンク。だが何か楽しかった事、そして寂しい事があったのは心に残っていた。
一方その頃、ノワールからガレットの勇者召喚に関する本を受け取ったリコッタ。その中にとある手紙が入っていた。その中身は勇者再召喚に関するもの。
・記憶には鍵がかかってるだけで、忘れるには半年かかる。
・再召喚のためには「91日以上あけなければならない」「3人以上に勇者が持ち込んだ物を渡しており、また来ると約束していること」「召喚主=ミルヒには勇者の持ち物と帰還を約束する手紙を渡す事」・・・それら全てをシンクは満たしていた。ご都合主義って言うなぁ!

そしてシンクの前に現れたタツマキ。その首輪に挟まっていた手紙から零れ落ちたパラディオンを見て、シンクは全てを思い出した。進級を控えた春休みに勇者となり、夏休みにはまた勇者となりにフロニャルドへ!


感想
あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!「レオ閣下の出番がほぼ無かった」・・・いや、良い話だとは思うんですが、もうちょっと出番くれよ。せめて一言二言話してくれよ(涙。

シンクは帰還したけれど、たまたま再召喚の条件を満たしていたので、また戻ってこれる。確かに都合が良すぎるとは思いますが、良いじゃないですか、こういう幸せな展開も。誰も不幸にならず、誰も悲しまなくて済む終わり方。夏休みにはきっとまたフロニャルドに勇者が戻ってくる。ミルヒやリコッタが尻尾を振りながら出迎えてくれて、泣きはらしていたエクレも、そっぽを向きながら、でも喜んで出迎えてくれるはず。登場人物が幸せだから、これで満足です。今度はレベッカやナナミも一緒ですかね?

さて終わってみれば、明確な敵キャラクターがいない物語であったように思えます。妖刀はさておいても、登場人物が皆良い人で、レオ閣下は何も言わなかったために様々な誤解を生んでしまっていましたが、全てはミルヒのため。力を合わせて幸せを掴みとり、笑顔になる。寂しい事もあったけど、きっとまた出会える。心が温まる、笑えて、幸せな物語だったと思います。

惜しむらくはキャラクターの多さでしょうか。もっと魅力を引き出せそうなキャラクターが多いので、出番が少なかったキャラクターもちらほら。2期があるとしたら、各キャラクターをもっと掘り下げてもらいたいです。幼少期のミルヒとレオ閣下とかetc・・・

何はともあれ、楽しい作品でした。久々にこれは2期に期待したい作品です。続編などを楽しみにしつつ、ひとまずは作品に関わった皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました!
ちなみに一番好きなのは1話からずっとレオ閣下ですw

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4 コメント

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掘り下げが足りない (いけやん)
2011-06-26 19:12:13
>出番くれよ。せめて一言二言話してくれよ(涙。
レオ閣下、出番が欲しかったですね。

>確かに都合が良すぎるとは思いますが、良いじゃないですか、こういう幸せな展開も。
もうちょっとこれまでに伏線でもあれば、その都合よさを巧みに誤魔化すこともできていたように思うのですが…。
とはいえ、もちろんハッピーエンドになったのは歓迎します。またフロニャルドに行けば、みんな尻尾を振りながら出迎えてくれることでしょう。ぶっきらぼうな態度を取りつつも、内心ではメチャクチャ喜ぶエクレも想像できますw

さて、全体的にですが…。

>もっと魅力を引き出せそうなキャラクターが多いので、出番が少なかったキャラクターもちらほら。2期があるとしたら、各キャラクターをもっと掘り下げてもらいたいです。
長くなるので、私の考察はブログの方を見ていただくということでw
確かにそうなんですよね。もっと掘り下げをしていたら、キャラクターの魅力を引き出せたはず。
ヒロインそれぞれに当番回があってもいいくらいなのに。エクレが若くして騎士隊長になった経緯、天才少女のリコの悩みや葛藤、ユキカゼの過去の傷や土地神という設定。セリフで説明はあるのですが、それを実感し、感情移入できる描写・演出が物足りませんでした。そこがもったいなかったです。
「リリカルなのは」のように、もっと突き抜けた描写が欲しかったです。あれはフェイトやはやての掘り下げが成功した好例だと思うのです。

素材や案は素晴らしい作品です。ぜひ第2期をやって、主要ヒロインの掘り下げをして欲しいです。この作品を応援し続けたいと思います。
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いけやんさんへ (アル)
2011-06-27 07:10:04
おはようございます。

>「リリカルなのは」のように、もっと突き抜けた描写が欲しかったです。あれはフェイトやはやての掘り下げが成功した好例だと思うのです。
なのはは最初の頃、主要メンバーが少なかったですし、その後何期にも渡って描かれていました。こちらは1期で、主要の面々が多かった、というのが若干難しかった点でしょうか。好例といえば好例ですが、DOGDAYSとは比べられないと思います。
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第1期だけの長さなら (いけやん)
2011-06-27 13:55:33
>好例といえば好例ですが、DOGDAYSとは比べられないと思います。
確かに「リリなの」シリーズ全てとは比べられません。ボリュームが違いますから。

しかし、第1期だけの長さなら同じ全13話です。尺は同じなんですが、掘り下げが深かったんです。テーマが「なのはとフェイトの友情」と明確で、そこに焦点が絞られていました。だから感情移入しやすかった…そう分析しています。
あれもスタートダッシュはのんびりしていました。でも、終盤は凄く盛り上がった。緩急が強かったのです。

「犬日々」はそうですね…。
この1~13話は、世界観やそこに住む住人を紹介するだけにとどまっていた感じがしました。
テーマは何だったのでしょう。「シンクとフロニャルド住人の友情」でしょうか? それとも「シンクの成長」? どちらだとしても、描写が弱いように感じました。掘り下げが浅いからです。掘り下げがうまくいっていれば、きっとテーマやキャラの変化だって描けたはずです。

素材や世界観は凄くいいのです。しかし、尺が短いのが災いしたと分析しています。だからこそ、ぜひ続編が見たいのですよ。きっと、「犬日々」の物語はまだ未完成なのだ。そう思いたいです。
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いけやんさんへ (アル)
2011-06-27 21:37:03
こんばんは。

>テーマが「なのはとフェイトの友情」と明確で、そこに焦点が絞られていました。だから感情移入しやすかった…そう分析しています。
あの2人に焦点を当てつつ、他のキャラクターも補完していく。シンクとミルヒが焦点となっているようで、他の多くのキャラクターにも焦点が当てられていきましたから、どうにも掘り下げが浅い感じはありましたね。

>テーマは何だったのでしょう。「シンクとフロニャルド住人の友情」でしょうか? それとも「シンクの成長」? どちらだとしても、描写が弱いように感じました。掘り下げが浅いからです。掘り下げがうまくいっていれば、きっとテーマやキャラの変化だって描けたはずです。
私の中ではテーマはキャラクターの成長でも、友情でもなく、「こんな冒険はどうですか?」といった感じのものだと思います。心理描写も大切ですが、ワクワクするような、胸躍る不思議な世界での冒険。危険な事もあるけれど、仲間と一緒に乗り越えていく。そんな夢を見せてくれようとしたのではないかと。
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