ひびレビ

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「ガメラ対大悪獣ギロン」を見て

2016-10-10 09:12:58 | 特撮
1969年の映画「ガメラ対大悪獣ギロン」を見ました。

 宇宙に憧れを抱く明夫とトムの2人の少年は、山中に落下したUFOに乗って、未知の惑星・第十番惑星にたどり着いてしまう。そこで2人は銀色に光る宇宙ギャオスと、宇宙ギャオスを瞬く間に倒した怪獣・ギロンを目撃する。
 2人は基地の中を進むうちに、この星の唯一の生き残りであるというバーベラとフローベラに出会う。親切な宇宙人を装う2人だが、彼女たちの目的は少年たちの脳細胞を食べることで地球人類先祖代々の知恵を蓄え、地球へと進行することだった。少年たちに危機が迫る中、宇宙空間を飛んでガメラが駆けつける!


 ・・・既にバイラス星人が訪れているというのに、何故明夫の母親は宇宙人の存在を信じないのだろうかと疑問に感じたこの映画。あんまり有名な事件じゃないんですかね?
 
 主人公である明夫とトムもなかなかに勇敢で、バーベラとフローベラの2人を一時は出し抜くなどの知恵を見せてくれました。個人的に衝撃的だったのは、バーベラたちが明夫の脳細胞を食べるべく、催眠薬で眠らせて拘束して彼の髪を切るシーン。てっきり超技術で髪を生やしたり、時間経過で元に戻るとかそんな感じかなーと思っていましたが、まさか本当に剃っていたとは・・・剃られている場面だけ、人形とか別の子供だろうとか思ってすいませんでした(汗。役作りとはいえ、すげぇなぁ・・・

 そんな主人公たちが宇宙に行ったのを目撃したのは、明夫の妹の友子のみ。そんな友子の話を信じたのは、明夫やトムの親ではなく、仲の良い駐在さんの近藤だけでした。子供の言うことを嘘だと信じて疑わず、まともに取り合おうともしない。荒唐無稽な話でも、あれだけ子供が真摯に訴えているんですから、少しぐらい信じてやってもいいだろうに・・・まぁ最後に反省してましたけど。

 
 今回の敵は大悪獣ギロン。頭は巨大な刃になっており、刃の一部からは手裏剣も放つことができるという斬新すぎる怪獣。宇宙ギャオスの超音波メスも刃であっさり反射し、自慢の刃でギャオスをバラバラに。バイラスがガメラの腹部を突き刺したのも大分衝撃的でしたが、ギロンもギロンで結構えぐいことをやってて驚きました。今では放送できないんだろうなぁ・・・と思いつつ、つい最近の「ウルトラマンオーブ」で珍しく切断描写があったのを思い出しました。
 手裏剣をガメラの手足に刺してジェット噴射を封じる、というのは後のジャイガーにも通じるところがありますね。それにしても、ギロン、バイラス、ギャオス、ジグラと、ガメラ怪獣は切れ味の鋭い武器を有する敵が多いですね。ガメラが防御力の高い怪獣故でしょうか。

 この作品におけるガメラは、宇宙に飛び出してまで子供を助けに来てくれるというヒーローっぷりを見せる一方で、再戦時には何故か鉄棒をしたり、手裏剣を抜こうとする動きがゴーゴーに見えるというシーンも描かれていました。
 終始ギロンには苦戦を強いられているイメージがありましたが、最後には怒涛の巻き返しでギロンを撃破。頭の穴がギロンの急所だと見抜いた子供も凄いですが、そこにミサイルを投げ込んで火炎で誘爆させて倒すという、ガメラもなかなか凄いことをやってのけます(汗。

 最後は宇宙にはもっと住みよい星があると考えていた明夫が、今回の件をきっかけに地球をもっと住みよくしていかなければならないと考えるようになったところで締め。これまでよりも子供に向けたメッセージ性が強い作品だと感じました。

 バイラス、ギロンと二作続けて宇宙人&怪獣との戦いが描かれましたが、次回作のジャイガーは怪獣との戦い。
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