ひびレビ

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相棒14 第7話「キモノ綺譚」

2015-12-03 00:00:49 | 相棒シリーズ
相棒14 第7話「キモノ綺譚」

 マリオカートをプレイする杉下右京という、非常に珍しい画が見られた今回。「お、右京さんはレースゲームをする時、体が動くのかー」「吏玖は動かないんだなー」とか微笑ましく思っていたら、その後の無邪気な戯れが引き起こした、痛ましい事故にゾクッとさせられました。見るからに凶悪な犯人が出るよりも、ああした事故の方が無邪気な分、恐ろしく感じてしまいます。

 今回の双子は単なる入れ替わりではなく、人格そのものが入れ替わっているという話でした。何となーくそんな雰囲気を感じていましたが、女性って髪型や化粧で大分変わるものなんだなーと思いながら見ていました。
 姉を殺してしまった妹に生まれた、姉の人格。それを知った母親の無謀としか思えない行動。それも全て愛の人生を守るためだったとはいえ、別々の小学校に同一人物を入学させるという発想が出てくるあたり、余程危機に迫られていたのでしょう。いくら別人格とはいえ、よくそんなんで何年もやってこられたなぁ・・・・

 最後まで残された「ジュンくん」。てっきりクラブに通っている男性で、幸子の時に家に連れてきて吏玖とも遊んだことがあり、いずれは結婚も考えている間柄・・・と予想してましたが、まさかもう1つの人格があったとは。そこから先は、プライベートなこと。いくら気になるとは言っても、右京さんでも立ち入れない状況です。ああして2人が楽しくしているのを見ると、何も言えません。
 苦手な子供に振り回される右京さんと、イマイチ扱いに慣れていない冠城。「亀山くんなら仲良くしそう」「神戸くんだと振り回されそう」「カイトも大丈夫そう」と、あれこれ考えるのもまた面白いです。


 さて、今回は月本幸子が前科者であることが冠城の知るところとなりました。さすがに右京さんのことは調べても、行きつけの女将さんのことまでは調べていなかったようで。月本幸子の経緯については、シーズン4の「ついてない女」、シーズン6の「ついている女」と「狙われた女」、シーズン10の「つきすぎている女」を見よう!今回見ていて、改めて幸子というキャラクターが好きなんだなと感じました。和裁についても興味を抱いていたようでしたが、刑務所でも裁縫仕事を行ってましたね。

 幸子が前科者だと知って態度を変えた警察官や、驚いた冠城に対して、幸子はあまり良い感情を抱いていなかった様子。「だから何か?」は幸子にしては厳しい一言だったので、ちょっと意外でした。
 思えば「つきすぎている女」で就職先を紹介してくれた職員さんも、屋敷の主人も、前科者だとしても罪を償った幸子に対しては他の人となんら変わりない態度で接してくれていました。幸子は自分が前科者ということは自覚しているものの、それまで仲良くしていたのに、前科者と知った途端にコロッと態度を変えられるのが嫌なのかもしれません。それが警察官として自然な対応かもしれませんが、同じ警察官である右京さんは幸子が前科者であろうと態度を変えていませんからね。そんな右京さんを見ていたからこそ、警察官の態度が急変したことに関して、つい口調が厳しくなったのかもしれません。


 そしてラストでは遂に冠城の札が完成!なんやかんやで居ついてしまい、右京も冠城とのやり取りにまんざらでもない様子。未だ出向扱いですから正式な配属ではないんでしょうけども、きっとこのまま相棒になっていくんでしょうね。最後に2人の札から「特命係」が映し出されるシーン、凄く好きです。

 そんなこんなでまた次回。今回、事件云々よりも、月本幸子について書いている方が長い気が・・・
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