ひびレビ

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相棒シーズン13 第18話「苦い水」

2015-03-12 00:00:04 | 相棒シリーズ
相棒シーズン13 第18話「苦い水」

 チョコの語源は「ショコラトール」で「苦い水」。今回は片山議員の始まりに迫る話でした。

 チョコのように甘いものも、初めから甘かったわけではない。甘いものも表面だけかもしれず、食べていくうちに眠っていた苦さに気づいてしまうかもしれない。饗庭との付き合いはまさにそんな感じだったのでしょう。一度ならば優しい人物で済むものの、何度も会ううちにその本性である女癖の悪さに気づいてしまう。
 見方を変えれば饗庭は女性には甘すぎたのかもしれません。初めから苦さしかないのであれば食べるのを止めることも簡単でしょう。しかし、基本は優しさという甘さで出来ていて、時折女癖の苦さがあるから性質が悪かったのではないかと。

 一方の片山は表面こそ苦いものの、実は今のような人物になったのは、饗庭との甘い初恋を経験したからでした。ラスト、饗庭のチョコに蓋をしたのは、そんな過去の甘さを閉じ込めて、駆け上がっていくことを選んだのだと思います。

 それにしても今回は「片山議員、遂に失脚か!?」と思いましたが、ピンチはチャンス。またしてもイメージを高めることに成功しました。あそこまで行くと最早清々しさすら感じられますね。自分を落としいれようとした女性議員に対しても一歩も退かず、しかも「何か仰りたいことがあるんじゃないですか」ときた。謝罪を要求するのではなく、相手からそれを引き出す話術。しかも相手が軽い返事をしようものなら、無言でそれを諌めるあの胆力。只者じゃねぇ・・・
 また、最後の「駆け上がるだけ」というのもかっこよくみえました。やっていることはともかく、その精神だけは見習いたいものです。例え何があろうともそれをバネにして伸びていく。このままだと次のシーズン辺りで入閣して、最終的には本当に総理になるんじゃなかろうか(汗。

 そして次回は遂にカイトとの別れ。右京さんのカイトへの叱責があるようですが、果たしてどうなる甲斐享。そして悦子。
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