昨晩娘が寝た後に、年末に録画しておいた『アバウト・シュミット』を妻と観る。お。おもしろい。定年おじさんの悲哀コメディって感じなのだが、ジャック・ニコルソンの演技が絶品。そしてキャシー・ベイツ。いるよなあ、こんな田舎の下品なおばはん。
舞台はネブラスカとコロラドなんだが、街並みとか、ハイウェイとか、インディアナ暮らしを思い出して懐かしさがこみあげるのだった。 . . . 本文を読む
書店に平積みされていた『この世界の片隅で』上中下をまとめ買い。週末に読んで大いに泣いた。一条の希望の光が射すエンディングは宗教的といえるほどに美しく、救われる思い。素晴らしいマンガだと思う。 . . . 本文を読む
年末年始は岸和田に帰省していたのだが、オヤジが「これ、面白かったからお前も読め」と本を差し出してきた。
もともと私に読書の習慣をつけさせてくれたのが父親であり、その点はとても感謝しているんだけれども、今や二人の本の趣味はずいぶん違っていて、だからこうやって父親が薦めてくる本はたいてい自分のまったく興味の湧かないものだったりして困ってしまうことが多いのだ。
だが今回貸してもらったのは、内田樹の『 . . . 本文を読む
今年からブログをちゃんと更新しようと思っているんだが、ここ一年以上悩んでいるのがどうやって更新するかという点なのであった。
ここ数回のエントリはケータイ電話で文章を書いているのだが、私の文章、ケータイで書くと明らかに質が下がるんである。なぜか。私は何度も書き直して少しずつ文章を改善していかないとうまく文章がまとまらない。ところが一覧性に劣るケータイは文章を推敲するのがとても大変なのだ。だからつい . . . 本文を読む
29日の夜あたりから何か体調に異変を感じてたのが、大晦日には本格的に風邪の症状となり、今朝起きたらえらい声になっていた。
と、新年早々まったく冴えませんが、皆さまあけましておめでとうございます。
昨年は河出書房新社の『世界文学全集』を少しずつ丁寧に読むことを目標にしていたのだけれど、ほとんど果たせず、9割がた積ん読状態。いかんです。
『1Q84』を読んで感動した勢いで『ねじまき鳥クロニクル』も . . . 本文を読む
年の瀬である。高校時代の同級生たちが集まる毎年恒例の忘年会に参加するため、いま電車で神戸に向かっている。
いまiPodで聞いているのは学生時代に渋谷のどこかのCDショップで買った、アポロ11号が月着陸を果たし、地球に帰還を果たすまでのイギリスBBC放送のドキュメンタリー。
ケネディ大統領の演説、アームストロング船長の月着陸の瞬間の発言など、聴きどころ満載なのだが、中でも私のお気に入りは、宇宙飛 . . . 本文を読む
この週末に世界文学全集の最新配本を受け取った。トマス・ピンチョンの『ヴァインランド』である。実はこの作品、最近かの佐藤良明先生が翻訳されたのを即購入したものの、その余りの「ごつさ」に読み始められないでいたのだ。
今回受け取ったのは同じ佐藤良明さんの(早くも)改訳版。思い切って読み始めたらチョーおもろい! ムチャクチャに歪んで現実に戻って来れなくなりそう。
なんでも近々ピンチョンの全作品の翻訳が . . . 本文を読む
ウェンディーズが今年いっぱいで日本から無くなるとのニュースに衝撃を受けているのは私ひとりではあるまい。なんということだ。ジャンクフードの選択肢がまた一つ減るではないか。チリビーンズのソースとチーズをたっぷりかけたフレンチフライ、大好きだったのに。
今日は梅田のウェンディーズに行って別れを惜しみながら精一杯食べて来ようと思う。 . . . 本文を読む
前回のエントリからえらく期間が空いてしまい、大変ご心配をおかけしました。最近何をやっていたかというと・・・プライベートではこの冬、保育所に通うもうすぐ2歳の娘がずっと風邪をひいていて(保育所に通うとどうしてもそうなりがちなんだそうである)、余裕がなく、仕事では新しいサービスのローンチ前でこれまた余裕がなく、ただでさえそれほどキャパシティのないひ弱な私はとっても余裕のない生活を送っていたのであります . . . 本文を読む
その昔、妻がイタリア旅行にいったときのお土産にもらって、ここ何年間かずっと愛用していた革の手袋。ところが昨年の冬、左手用を道に落として紛失するという大失態を犯してしまった。「捨てるのに惜しいけれども、残しておいても全く意味がない物」を挙げなさいと言われれば、質の良い革手袋の右手用だけ、は真っ先に例にあがるのではないか。
大阪の冬は暖かい。11月末くらいになってようやく何日かに1日程度、朝晩に手袋 . . . 本文を読む
ここ1ヶ月ほど、ずっと『収容所群島』を読んでいる。平日、仕事の行き帰りに毎日20~30ページずつ読んで、いま第4巻に差し掛かったところだ。この作品ほど仕事の行き帰りに読むのにふさわしくない本は珍しいと思う。思うのだが、しかし私はサラリーマンであるからして、選択の余地がない。長らく廃刊になっていた作品であるが、それが復刊されたのだ。よくぞ復刊してくれたものだと思う。全6巻で、全部で2万円くらいの出費 . . . 本文を読む
娘(1歳6ヶ月)の寝かしつけをやっているうちに自分が先に寝てしまうという失態を、ここ数日続けていて妻が呆れ果てている。まあ「眠り殿」というあだ名をつけられるくらいにどこでも眠れて、しかも眠りが深い私なのでしかたないといえばしかたない。今夜も8時過ぎから寝かしつけをして、次に目覚めたら午前0時を回っていた。月曜日の仕事の準備をしていなかったので、泣く泣く起き上がってPCに向かっておるのだ。横になった . . . 本文を読む
Webサイト整理統合計画であるが、悪戦苦闘しつつも進行中である。
さくらインターネットのレンタルサーバ(スタンダード)に申し込み、iSLEからさくらインターネットへのドメイン移行が完了。MovableType4.0.1をダウンロードして、サーバにインストールも完了。
続いていよいよMT4.0.1の設定である。ここに詳しく説明してくれていたので、それと対照しつつシコシコと設定。途中、何度再構築を . . . 本文を読む
なははは。なんと(1)を書いてからすでに2年以上が経過。この間、バランスをとるために(『靖国問題』に書かれている主張とバランスをとるために)、『いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL』とか、『パール判事の日本無罪論』を読んだりして、自分の考えをまとめようとしているのだが、まだ全然まとまっていない。ダメだこりゃ。
と、そんな折におなじみ「溜池通信」経由で知って手にしたのが『日中戦争下の日本』という . . . 本文を読む