人気blogランキングへ 昨日は落雷の被害などはなかったでしょうか?
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暫らくぶりにBMWの最新型に試乗する機会がありましたので・・・・。
横からの写真は数多いですが、真横と正面から見た姿の違いは大きい。
最新型といってもリリースされたのはチョット前(詳しくはコチラ)、これは勿論ボクサーエンジンですが、横置きの4気筒存在を知ったのもモーターショーでしたから、まあアマリ興味がなかったのも事実です。
徐々に取り入れた新機軸がシナジー効果になった最新型の実力は、最高に近いのではないでしょうか。テレレバーサスペンションとインテグラルABSサーボブレーキの組み合わせは、よく言われているように最高の安心感を得ることができ、素晴らしいフィーリングだけでなく指1本でも巨体を瞬く間に(後から引っ張られるように)スピードダウンさせてくれます。ブレーキ性能だけで評価すればハーレーの10倍は優れていると思いますね。
ブレーキの制動力だけを増すのは簡単ですが、重い車体でそうするとノーズダイブが過大になり、通常のテレスコピックフォークではスプリングを固くする事しか対処の方法がありません。日本車でもブレーキ性能が上がり始めた時には散々アンチノーズダイブを試みた歴史がありましたね。
今ではお約束の異型ヘッドライトと油冷のためのオイルクーラーのコンビネーションは違和感がありません。
フレームには中々の機能美があります。
シート裏の赤矢印が示すバーは2段階の高さを選択でき、フレーム側の緑矢印のキャッチに嵌ります。
ワタシは身長176cmですが、日本人の平均的体形のため、足付性は・・・・最悪です。
GSシリーズが頑固に高いシート高を採用しているのは、一つには長時間乗り続けたときに膝の負担が軽いということで、信号が異常に多い日本での使い方がマイナーなのでしょう。しかし、総合性能がこれほど良いGSの唯一のネックですね。「やーさん」!是非ローシートを開発してください。
リアブレーキペダルはワンタッチで高さを変えられます。
プラグコードは他に見当たらないので、これはコイルとプラグキャップが一体のダイレクトイグニッションだと思われます。
チョット変ったデザインのマフラーですが、伝統のBMWサウンドとも言うべきか、充分に押さえられた低音を発します。
動力性能は圧縮比12というエンジンの割りにゴツゴツしたところがなく、ほとんどあらゆる回転数域で、アクセルを開けただけのパワーを得ることができ、昔は個性とも悪癖とも言われたトルクリアクションは、タブン逆回転のバランスシャフトで相殺され、気になりません。
ハーレーとBMWはともに日本車の攻勢に存続の危機があったモーターサイクルですが、原点の伝統と個性を保って見事に蘇ったと思います。商業的には今の所ハーレーに軍配が上がりますが、メカニズムは高度にまとめ上げたBMWはライバルに較べてオプションパーツが極端に少なく、また必要性がないのは、完成度が非常に高いと言わざるを得ません。メーカーとしてバランスを崩されたくないのでしょうね。
ワタシはBMWのセールストークをする立場ではありませんが、純粋に試乗をお勧めしたいと・・・・。.
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