探してもみつからないので、W型エンジンのクランク、ピストン、コンロッドの関係を図に書いて見た。各シリンダー間角度は60度。
濃いピンクがマスターコンロッドで、緑色がサブコンロッド。
こうしてみると、W型エンジンはカウンターバランスはとれないし、爆発間隔も不等で、コンロッド自体も大きく重いから高速回転には不向きだと思う。
上が以前にも紹介(W型エンジン)したフランスのAnzaniで、下は1909年のCurtiss 10 hp triple。
画像はttp://www.icenicam.ukfsn.org/articles1/art0019.htmlより転載
どうやらAnzaniは1905年に3-cylinder を完成しているようだ。
グレン・カーチスはV8エンジンでスピード記録を立てたのは以前に紹介しているが、市販したバイクもあった。5hpの1907年モデルは$275。
ともにW3型エンジンのモデルは市販しなかったのか。
3つのコンロッドがクランクの軸を共有していました。中央のコンロッドはクランクに連結され、左右のコンロッドはスリッパ型で直接クランクを押す形です。2サイクルだからできることです。
ご興味あれば写真を送ります。
>2サイクルだからできることです
そうですね。吸気行程がありませんからね。
写真是非お願いします。
fbm@apricot.ocn.ne.jp