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ドラゴンフライのシリンダー

2010年02月23日 | オイルリーク

Gnome_2 画像はttp://www.pilotfriend.com/aero_engines/aero_soupape.htmより転載

これはMonosoupapeのシリンダーの加工工程だが、97ポンドのニッケル鋼を厚さ1.5mmまで削りこみ重さは20分の1になるようだ。

エンジン本体がプロペラと一緒に回転するのだから当然軽くしたいが、当時の標準でヘッドとシリンダーは一体だから、重い鋼で作るしかなかったのか。

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653pxpicture_or_video_017 画像はWikipediaより

そのGnomeのエンジンを元に固定式の星型エンジンを開発したのはイギリスのABC。

フィンが短くても回転式でエンジンの冷却が釣り合ったのに固定式になれば、やはりオーバーヒートは避けられないというので、採用した対策方法はシリンダーの銅メッキだ。画像のシリンダーが錆びているように見えるのはそれが理由。

それは大失敗で、このDragonflyエンジンの不調で大混乱だったという。

後にこれを参考にしたのか分からないが、GMのチャールズ。ケッタリングが銅のフィンを鋳込んだシリンダーで空冷エンジンを開発したが、シュラウドの設計が悪くて失敗したというから、冷却も難しいものだ。

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それから20年も経つと色々と進歩し、日本の雷電はエンジンカウルを絞ったため、やはり冷却風が足りなかったから、プロペラの後にファンが付いている。

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