所要で隣の熊谷市に行く途中には、10kmも手前から看板があった。
詳しい内容はコチラ。
熊谷市内は特異な道路構造になっていて、市街に入る前は片側一車線。
告知が行き届いたのか、渋滞せずに空いている。
ここはR140とR407がR17に交差する地点から市街地に入る間なので、いつも混んでいた。
ここはしばらく前に道路拡張して歩道を整備したが、同時に路側帯は無きに等しくなり、30km/h制限の原付バイクにとっては”やさしくない道路”になってしまった。
実験区域の200m手前の看板。市街に入るとこのように片側2車線になる。
実験区域に入ると歩道側の車線を半分バリケードでふさいであった。
副産物でバイク車線ができていて走りやすそうだ。
画像はttp://www.kumagaya-bicycle.com/より転載。
どうもバリケードでふさいだのは車線を減らすだけの実験だったようで、反対側車線では実験用仮説ガードレールを使い、実際に自転車用車線を運用しているようだ。
ピンクのゾーンはttp://www.kumagaya-bicycle.com/から引用した画像を加工したものです。不適切なら削除いたします。
熊谷市は”日本一暑い街”として有名だが、埼玉県北部では一番人口も多く商業都市としても一番大きい。
市街地の道路が整備されているのは戦災を受けたからだと聞く。
全国各地に大規模商業施設が増える前の時代には、上マップの八木橋デパート(泉ピン子が出演するドラマの撮影に使われている)からJR熊谷駅の間は、”門前、市を成す”様に周辺の町から人が集まった。
”シャッター通り”と揶揄される旧商店街の悩みは、いうまでもなく全国共通の悩みであるが、ワンストップショッピングを武器に一点集中を目指したものが分散化をもたらしたのは皮肉であり、あげくに過激な競争は経済成長が鈍化したときにデフレも促進したのではないだろうか。
同時に歩道橋を使わない実験もやるようだ。
確かここは歩道橋だけで横断歩道がないため、バリアフリーの観点では横浜のように歩道橋にエレベーターを設置するか、歩行者用信号を備えるしかない。
コレは横浜市内の歩道橋エレベーターだが、4隅につけるとなると費用も膨大だろう。
ともあれ短い期間の実験なので、はっきり分かるのは一車線つぶした影響が交通渋滞につながるかとか、柵を置き狭くなった歩道が歩行者に不便を感じさせるかくらいなもので、活性化をもたらすかは本格的に運用して長期にわたり評しないと判断できないだろう。
しかしこれらを考えてみて感じるのは”駐車取締りの民営化”のことであり、もちろん悪いことばかりではないが、実施された後でこれほど大きな影響があったのなら”社会実験”してから施行して欲しかったと思うのはワタシだけではないだろう。
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