ピストンエンジンは永遠か!な?

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初めての

2009年11月09日 | エンジン

800pxwrightflyer 画像はウイキペディアから転載。

初めての有人動力飛行は、ライト兄弟による偉業と誰にでも知られている。

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Samuel_pierpont_langley__potomac_ex 画像はWikipediaから転載。

ライト兄弟の成功した日は1903年12月17日とされているが、それに先立ちラングレイ教授の実験は同じ年の10月7日と12月8日の2回に渡って行われ、失敗している。

変な形の船はカタパルトだそうだ。

いきなりのカタパルト発射有人飛行を試みるのは無謀な気がするが、その前に1/4スケールモデルの実験には成功しているようなので、有人フルスケールでもイケルと踏んだのだろう。詳しくはWikipediaの本文を読んでいただきたい。

本文中のエンジンに関してはStephen Balzerの名があるが、ロータリーエンジンにも”ステファン・バルツァー (Stephen Balzer,1864-1940) により1890年代に自動車用ロータリーエンジンが製作された。の記載がある。

Balzer1 画像はttp://www.american-automobiles.com/Cycle-Cars/Balzer-Cyclecar.htmlより転載。

バルツァーの作品はスミソニアン博物館にあるようだ。

これは3気筒のロータリーエンジンだが、ラングレイ教授の飛行機に搭載されたエンジンは50馬力と記載されているものの、気筒数はわからない。

ともあれ、2度の失敗に実験の継続はあきらめられてしまったので、”初めての航空機用星型エンジンはバルツァー製”に違いないが、飛ばなかったので何ともいえないなぁ・・・・。

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3 コメント

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pecoeさん、 (ピストン)
2009-11-10 00:59:55
pecoeさん、
当時は情報の伝達は遅かったのでしょうけれど、初めて飛行機を飛ばすという情熱を持った人が大勢いたのでしょうね。
今のEVをビジネスにして一旗上げようとするベンチャーと一脈通じるものがあると思いますよ。
をたくな講師さん、
>後年カーチスがラングレー教授の機体を復元し・・・
そうなんですよね。
鈴木孝博士は助手のマンリイに根性がなかったと仰ってます。
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ライト兄弟は、グライダーを作り飛行実験し、機体... (をたくな講師)
2009-11-09 22:01:26
ライト兄弟は、グライダーを作り飛行実験し、機体の設計を模索し、同時に操縦への習熟を計った、その結果の成功ですね。
ラングレー教授は、理論で設計し、模型を飛ばしたが、実機の飛行実験の時、訓練も何もしていない助手を機体に乗せカタパルトから発進させ、墜落してしまった。
ライト兄弟は、アカデミックでは無いけど充分にシステマチックに研究を進めたわけです。

面白いのは、後年カーチスがラングレー教授の機体を復元し、飛行に成功してるんですね。だからラングレー教授の機体もちゃんとやれば飛べたんです。
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生物から離れた形の複葉で成功した技術者思考のラ... (pecoe)
2009-11-09 20:54:41
生物から離れた形の複葉で成功した技術者思考のライト兄弟と、どうしてもきれいにまとめようとした感じが見えて、失敗したアカデミックなラングレー教授の対比が面白いですよね。

縮小模型にて飛行に成功した記録が残っている機体のエンジンは、蒸気ピストン、ロケット、蒸気タービンなどもあり、ほんとに飛んだのかなと思わせるようなのまでありますね。
広大なフロンティアがあった時代がうらやましいですね。
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