ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

ステーターコイル

2006年10月12日 | 電装系

人気blogランキングへ  本日はまさに秋晴れ!気持ちもスッキリします。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

S3_77

”コネクターにご用心”で紹介したステーターコイルとレギュレーターのコネクターです。3連休を挟んでやっと部品が揃ったので作業に入ります。

S5_54

プライマリーカバーを外して、プライマリードライブもゴッソリ外せば、このようにアクセスできます。

S1_100

車両は1991年モデルなので、ついでにクランクシールなども点検しておきます。車両によってはオーバーヒートをいつもしているようだと、こうしたオイルシールの劣化も早いようです。

古いステーターコイルは危ない!?

S4_69

リード線の長さが不適切のようで、矢印のように折れ曲がっています。オーバーヒートをしやすい車両でしたら、被覆が剥がれて電気ショートしてコイルが燃えてしまうところです。

S7_20

コレクターのゴムを抜いてみると、端子が痛んでいるのが分かります。

S6_31

右が新品で部品番号の末尾に”C”がついているので、3番目の改善部品と分かります。

S2_90

91年モデルとは言え、オルタネーターになってから4半世紀も経っているのですから、その当時から使ってもらいたかった改善部分は白矢印の太くなった巻き線巻き数が少なくなって発電容量が少なくなったのでは?と心配しましたが35Aです。青矢印の部分が追加され電気ショートの心配がなくなり、緑矢印のヒダが大きくなりオイルリークの可能性が少なくなりました。

まあ、ハーレーらしいと言えばそうなのですが、古い形式の車両の部品も改善することがあります。

人気blogランキングへ ステーターコイルが心配の方もそうでない方も、クリックお願いします。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おいおい、やるなら最初からやってくれて感じです... (ジャイアン)
2006-10-12 19:28:54
おいおい、やるなら最初からやってくれて感じです(笑。
コネクター内の端子のはめあわせが悪いから押すとグロメットが引っ込んで更にはめあわせが悪くなるのが一目瞭然ですね。
コレに1年苦しめられましたから(笑。
昼間走る分には、スイッチのヘッドライト配線をカットしてたので気づかなかったのですが、夜走ったら電圧低下で途中エンコして、ファッツをうちまで3km押しました(笑。
返信する
ホントですね。C品番になってやっと?ですから。 (ピストン)
2006-10-12 20:40:27
ホントですね。C品番になってやっと?ですから。
しかし、ファットボーイの純正ハンドルでしたら押すのは辛かったでしょうね。3k押しているのを想像すると笑ってしまいます(失礼)。
返信する
でもこの手巻きの部品を15年前に作っていた事とそ... (US05 1200R)
2006-10-13 03:15:51
でもこの手巻きの部品を15年前に作っていた事とそれが今まで動いた事に感動しますね。
エジソン博物館にそのまま展示したら誰もその時代を疑わない様な・・・
返信する
古いほうのステーターは手巻きですか?そう言われ... (ピストン)
2006-10-13 20:56:36
古いほうのステーターは手巻きですか?そう言われてみると、ココ10年に生産台数が格段に増えて、雰囲気が変ったようにも思えます。
手巻きと言えば、子供の頃にスロットカーレーシングに夢中になって、マブチのモーターのコイルを巻き変えたのを思い出しました。
返信する
写真だけだとハッキリしませんが新しい物は角断面... (US05 1200R)
2006-10-14 02:56:31
写真だけだとハッキリしませんが新しい物は角断面の導線コイル(?)で我々が使う物と似ています。コレは結構しっかりした治具が無いと捩れちゃうので巻けません。
91年モノは丸断面だし、どう見ても雑ですね。
もっと細かい事を言うとC品番はポリイミド皮膜で耐熱と絶縁性も改善されている様に見えます。

別に機能的な問題では無いのですが手巻きだと機差が出やすい・・・当たり外れが出やすいですね。そんなこんなで生産性もそうですが、多分品質管理の方からC品番タイプなったのではないかと思います。
返信する
専門的な考察をありがとうございます。 (ピストン)
2006-10-14 20:14:03
専門的な考察をありがとうございます。
話はとびますが、慶応大学のELICAの当時80馬力のモーターを開発しているのをテレビで見ましたが、銅線をキッチリ巻くために、銅線のガイドだけでなくコアも動かしていました。
返信する

コメントを投稿