ピストンエンジンは永遠か!な?

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三宅島TTレース

2006年12月15日 | 明日のバイクを考える

人気blogランキングへ 今日は暖かくスッキリした良い天気。

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画像は三宅島観光協会によるものです。

三宅島TTレースの開催が正式に決定されたとのことです。これまでの経緯は、小林ユキさんのバイクブログにおいて伝えられていることを、ご存知の方も多かろうと思います。

石原都知事は火山噴火の前から、三宅島の起伏に富んだ島内一周の道路がサーキットに向いているので、観光資源になるのではと考えておられたようです。

島の火山活動は収束に向かっているようで、5年にもわたる避難生活は島民の方々にとって、このままチョット苦い思い出になることを望みます。

マン島TTレースは100年にも及ぶ歴史がありますが、それに較べて日本国内のモータサイクルロードレースの歴史は、それほど一貫したものではありません。

伝説の浅間高原火山レース(跡地の一部は現在ゴルフ場)は、当時の土木技術では火山灰の上に舗装工事ができなかったそうで、ダートでのロードレースをワタシが子供のころに知ったときは不思議に思っていました。

もっとも今でこそ山中の林道もほとんど舗装され、道路といえば舗装が当たり前ですが、1960年代では主要国道でさえ未舗装が多かったのです。

舗装のクローズトサーキットは、鈴鹿サーキットが1962年にできるまで待たなくてはなりませんでしたが、ホンダ技研は浅間を手がかりに世界グランプリに進出したのですから、後の世界一の2輪車メーカーになるためのレース活動の貢献は言うまでもありません。

さて、ガソリン類を燃料とするエンジンはレースによって大発展を遂げたのは事実であったとしても、最近はコンピューターのハード・ソフト両面の高度な技術によるシュミーレーションが取って代わろうとしています。

ところが4輪の最高峰のレースのF1では、興行や広告の意味合いがますます強くなっていると思っていたら、近い将来の規定ではエコ的な要素を盛り込んでいくようです。*参照

提言

前置きが長くなりましたが、自治体がモータースポーツを主催するのは画期的であり、その目的や運営手法もこれから論議されるであろうと思います。

末永いイベントを続けるのには、あらゆる面とは言わないまでも成功が不可欠でありますが、自然豊かな三宅島にはエコ的な要素を盛り込むのは自然ななりゆきではないでしょうか?

マイレッジマラソンやソーラーカーレースなども世界的な広がりになりつつあります。

ごく最近の目や耳にするニュースとして、今のペースでは30年後に北極の氷が融けてしまうとか、中国のエネルギー効率は日本の10分の一であるとか、地球温暖化の道は未だ折り返し点に到達していません。

我々一般大衆のレベルにまでエコの意識が浸透するのには、遠い北極や中国の話ではなく、もっと身近な楽しみとして存在しないと道のりは遠いのではないでしょうか?

バイクは元々省エネや省スペースに優れた移動手段の乗り物ですが、このところのコンフォートコンシャスや駐車方法の問題で旗色が悪くなっています。

話をまとめると、せっかくのモータースポーツイベントに(もちろん部分的で良いのですが)エコ的要素を盛り込み、世界中からエコバイクの参加を募ったらいかがでしょうか?

形式としては、あらゆる代替エネルギーの部門別にして島内1周(40km)をラリー形式に走らせれば、無闇にスピードを争うのではなく耐久性や航続距離も競うことができます。

「明日のバイクを考える会」の主宰者としては(エコバイク部門の)競技委員長をやってみたい。イヤ、やらせて欲しいな~。

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