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エンジンの調子が悪いのでアチコチ点検をしていたら、プラグコードの端子が・・・・。
クローズアップすると、端子はスッカリ腐食してコードと固定する部分は無くなっていました。これでは点火がウマクいかず調子が悪いはずです。
バイクはハーレーではなくニンジャでした。
これはFフォークが太くなった’90年のA7ですから、車齢は実に16年。古いハーレーから見たら大したことはありませんけど。
カウルは15年ほど前に制作したモトスポーツオリジナル。ノーマルカウルの先っぽを尖らせただけなのに、自賛するわけではありませんが、今見てもカッコいい。結構たくさん売れました。
この写真では分かりずらいですけど、ラウンドラジエターをこの手のバイクにつけたのは最初でした。150馬力級でもオーバーヒート知らずでカッコウも良く、10万円くらいと高価でしたが、某パーツメーカーにパクられるまでコレも結構たくさん売れましたね。
この車両はドラッグレース、ロードレースにプロモーションと大活躍して、現在は大切にしてくれるオーナーの元にあります。
コイルの端子もご覧のように・・・・。
コイルはこのようにタンクの下にあるので、そう何時も走るたびに手入れをするわけには参りませんが、車齢を重ねてくると特にゴム類のシール性が悪くなるので、雨中走行の後などはメンテしないと今回のようなトラブルの発生が考えられます。年に一度の浸透潤滑剤のスプレーでも防止できるでしょう。
4気筒のバイクでたまに見受けられるトラブルは、自分でプラグ交換などしてエンジンの調子が極端に悪くなる例で、プラグキャップの差し違えがありますね。
写真に見えるコイルに2・3と書いてありますが、ほとんどの4気筒エンジンでは1・4と2・3が同じ位相で上死点・下死点になりますから、間違えないように気をつけて下さい。
今回のトラブルの原因を考えると、コイルがタンクの下にあり雨が直接かかる心配がなく、それだけに油断してメンテを怠り、普段ボディカバーを被ったままでいるため長年の湿気による腐食だったのでしょう。
プラグの2次電流は電圧が高く電流が少ないため、多少の抵抗では影響を受けないので、端子が外れてしまうほど腐食が進むまで症状が出なかったのでしょう。
ココでの教訓は、長く乗っていて調子が悪くなくても、見えないところで接点の腐食や酸化が進んでいることが充分考えられますから、コネクターの端子なども点検しておくと思わぬトラブルも回避できるのではないでしょうか。
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