ピストンエンジンは永遠か!な?

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バッテリーケース

2005年11月08日 | 金属加工
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以前にオイルタンクの内側にバッテリーを納めるトレイを作りましたが、バレルタンクでそれをやると大仕事になってしまうしキックスタートオンリーなので、スクーター用のミニバッテリーを使うことにしてミッション後部にバッテリーケースを作って納める事にしました。

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作る過程は省略して、いきなり完成写真です。材料は1.6mmのステンレス板でしっかりしたものが(丈夫過ぎ?)出来ました。内寸法をプラス8mmに作りクッション材のスポンジテープを貼り振動対策も怠りません。まあ存在を主張する部品でもないので梨地仕上げです。ポリッシュにすると磨くだけでも倍の時間が掛かりますから。

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内側を見ると溶接で作ったのが分かります。

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ミッションプレートの上に取り付けます。


バレルオイルタンク

2005年11月08日 | オイルタンク
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ここのところずっとリメイク作業しているショベリジのバレルタンクです。独特のスタイルで人気がありますね。オイルフィルターが付いていなかったので今回はもちろん付けましたがオイルタンク内の洗浄もいたしました。オイルフィルターを省略してしまうとタンク内はスゴいことになっていますぞ。ホースが付くフィッティングを外してフタをし、ガソリンをいれてよく振れば中はキレイになります。

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説明の写真の順序が逆になりますが、この手のタンクはポンプに行く配管の取り出し口が一番底に付いています。これではフィルターが付いていないと金属粉やゴミが全部オイルポンプに行ってしまいます。ワタシはこのようなタンクは取り出し口を作り直して、このように20mmくらい立ち上げたモノにします。

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部品はこのようなアルミの丸棒から削りだします。材質は溶接のしやすい5056材ですね。貫通した穴を開けるには、まずセンタードリルを使って下穴を開けてから目的のサイズのキリを使います。

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穴を開けて外側を削ったら、突っ切りバイトで切り離します。細い部分がパイプ上になりタンク内に入りますが、肉厚を薄くしすぎると折れる心配もありますので肉厚は3mm程度でしょうか。

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ホースが入るフィッティングのネジはテーパーネジですから、削りだした取出し口もテーパータップでネジ切りしておきます。名前の由来は分かりませんが1/8PTというタップです。水道関係の工具屋でも売っていますね。

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タンクに穴を開けたら、内側のバリを取ります。リューター等で削り落とすと細かい切り粉が出てしまい掃除が困難になってしまうので、このようなバリ取りの工具を使います。あとは溶接して完成ですね。

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穴をあけるのに使ったステップドリルとバリ取りです。薄板に大きな穴をあける場合は通常のドリルよりこのようなステップドリルのほうがチャンとした丸い穴が開きます。大きなドリルキリを使って薄板に穴を開けると三角おむすびのような形になります。